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エンジェルスの2010年代名場面に「大谷のサイレント・トリートメント」が選出! 他の候補は?

スラッガー編集部

2019.12.21

エンジェルス2010年代名場面の候補のひとつに、大谷初本塁打の際の「サイレント・トリートメント」が選出された。(C)Getty Images

エンジェルス2010年代名場面の候補のひとつに、大谷初本塁打の際の「サイレント・トリートメント」が選出された。(C)Getty Images

 20日(現地時間)、エンジェルス戦の放送を行っている『FOXスポーツ・ウエスト』の公式ツイッターが、2010年代のエンジェルスの名場面の投票を開始した。3つの候補を挙げているのだが、その中の一つに、大谷翔平を選出。2018年4月3日、ホーム開幕戦で大谷が放ったメジャー初本塁打のシーンだ。

 18年のエンジェルスは開幕カード(アスレティックス)を敵地で4連戦し、ホームに帰還。この間、大谷は3月29日の開幕戦に出場し、メジャー初打席で初球をライト前にメジャー初ヒットを記録。2日後の4月1日には投手デビューも果たし、6回3失点で初勝利。ベーブ・ルース以来となる二刀流に、にわかに注目が集まり始めていた。

 そして迎えたホームスタンド初試合、エンジェルスは初回から打線がつながり、8番・DHで先発した大谷にいきなり出番が回ってきた。そして2死二、三塁、6球目のカーブを完璧にかち上げた打球はライトスタンドへ。

「ビッグフラーーイ、オオタニサーーン」。あの“名言”が初めて誕生した瞬間だった。しかし、見せ場はここからだった。
 
 ベースを一周してダグアウトに戻った大谷を待ち受けていたのは、「サイレント・トリートメント」の“洗礼”だった。メジャーでは数年前から初本塁打を打った選手への歓迎儀式として、“あえて”無視して出迎えるのがブームになっている。

「見たことはあったけど……」と後日、漏らしていた大谷は咄嗟のことに数秒立ち止まると、そのまま誰もいないダグアウトを一人ハイタッチしながら進んでいく。そして、仲のいいイアン・キンズラーを後ろから捕まえて「構って構って!」とする姿が、現地でも「かわいい!」「最高!」と話題を呼び、何度もハイライトで取り上げられることになった(日本でもニュース番組で扱われていたので覚えている人も多いだろう)。

 他の名場面の候補には、エンジェルスのエースとして活躍したジェレッド・ウィーバーが2012年に成し遂げたノーヒッター、同じく12年に大旋風を巻き起こし、メジャー最強選手として一時代を築いているマイク・トラウトのホームランキャッチが挙げられている。エンジェルスの球団史の顔とも言える二人と同列に、わずか2年ながら大谷が、そして初本塁打の場面が取り上げられていることに、彼の衝撃・価値を再認識させられた。

 期限はあと6日、ぜひツイッターで投票してみてほしい。

構成●スラッガー編集部
 
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