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プロ野球

【どこよりも早い2024ドラフト候補ランキング│21~30位】成長著しい法政大・吉鶴に加え都内の進学校に現れた原石にも注目<SLUGGER>

西尾典文

2024.01.02

大学で急成長を遂げた吉鶴。プロでは先発/リリーフどちらでもいけそうだ。写真:西尾典文

大学で急成長を遂げた吉鶴。プロでは先発/リリーフどちらでもいけそうだ。写真:西尾典文

 ドラフト会議が終わってまだ間もないが、すでに12球団のスカウトたちは来年のドラフトへ向けて動き出している。年間400試合以上もアマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、現時点での24年ドラフト候補ランキングを選定した。ここでは30位から21位までを紹介する。

▼30位:田中陽翔[遊撃手・健大高崎高]
(たなか・はると/右投左打)
 今年の関東を代表する大型ショート。入学直後にいきなりレギュラーをつかむなどポテンシャルの高さは早くから評判となっていた。膝のケガで苦しんだが、新チームでは復帰。関東大会でもスケールの大きい好守でアピールした。膝の不安がなくなり、プレーにスピードが出てくれば更に評価は高くなるだろう。
タイプ診断:#大型ショート #怪我から復活

▼29位:一條力真[投手・東洋大]
(いちじょう・りきま/右投左打/常総学院高)
 高校時代から大器と評判の大型右腕。大学ではここまでリーグ戦での目立った実績はないものの、好調時の150キロを超えるストレートの勢いは申し分ない。まだ投げてみないと分からない不安定さがあり、なかなか大事な場面での登板はないが、スケールの大きさは大学球界でも屈指だけに最終学年での大ブレイクに期待したい。
タイプ診断:#未完の大器 #長いリーチ

▼28位:清水大暉[投手・前橋商]
(しみず・だいき/右投右打)
 北関東で注目を集めている大型右腕。入学直後に膝の故障で出遅れたものの、2年春から大きく成長すると、夏はリリーフで度々好投を見せてチームを甲子園出場に導いた。まだ下半身の強さが不十分で、重心が上下動するのは気になるが、指にかかった時のボールの角度と勢いは大きな魅力。スケールの大きさは今年の高校生投手でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#スケール◎ #長身右腕
▼27位:高尾響[投手・広陵高]
(たかお・ひびき/右投右打)
 名門広陵で1年夏から背番号1を背負う実戦力の高い右腕。上背はないものの、力を入れるとストレートは145キロを超え、コーナーに投げ分ける制球力も備えている。2度出場した甲子園でも下級生とは思えない投球を見せた。11月の明治神宮大会では不本意な投球に終わっただけに、選抜では復調した姿を見せてくれることを期待したい。
タイプ診断:#安定感 #大黒柱

▼26位:長谷川優也[投手・東京農業大]
(はせがわ・ゆうや/右投右打/日本文理高)
 昨年は東都三部落ちも経験したが、一部まで含めて屈指のポテンシャルの高さを秘めた右腕。鋭く縦に腕が振れ、指にかかった150キロを超えるストレートの勢いは申し分ない。変化球でもしっかり腕が振れ、リリーフでも力を発揮できるのも持ち味だ。最終学年は安定感を増して、何とか二部でも優勝争いに加わるような投球を見せてもらいたい。
タイプ診断:#二部の星 #万能タイプ
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