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「今永昇太にエンジェルス行きの可能性」と米記者報道も、エ軍メディアは否定的「通常、投手との大規模な契約は行なわない」

THE DIGEST編集部

2023.12.31

WBCでも活躍した今永を巡っては、MLBの複数球団が関心を示している。(C)Getty Images

 大谷翔平、山本由伸に続いて、大きな注目を集めているのが日本人左腕の今永昇太だ。大谷や山本を獲得できなかったニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブスなどが関心を示していると言われている。

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 そんななか、大谷の古巣ロサンゼルス・エンジェルスも今永の獲得に動いているかもしれない。『MLB Network』の看板記者ジョン・ヘイマン氏が現地12月28日にエンジェルスの補強動向に触れ、「エンジェルスは投手の補強として、ジョーダン・モンゴメリーとナ・リーグのサイ・ヤング賞受賞者ブレイク・スネルの獲得に動いている。また、日本の左腕、今永昇太もその可能性がある」と報じた。
 
 これを受けてエンジェルス専門メディア『Halos Today』は12月30日の記事で、「エンジェルスは投手の補強を最優先に考えている。モンゴメリーやスネルといった名前に加えて、イマナガも候補となっているようだ」と伝えた。

 しかし、実際にこうした3人の投手の獲得に関して、同メディアは否定的な見解を示した。「モンゴメリーとスネルは31歳。いずれも信頼性のある投手だが、球団は通常、投手と大規模な契約を行なわない。イマナガについても同様だ。例外としてエンジェルスが獲得に動く可能性はあるが、いずれにしても長期契約のリスクを厭わない球団と契約するだろう」と、大物投手の獲得は難しいと報じた。

 モンゴメリーやスネル、そして今永は、はたしてどの球団と契約するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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