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「大谷翔平を擁するドジャースよりも優れている」元阪神ペレス氏の発言にド軍メディア反応「好成績を残せば、その意見が間違っていると証明できる」

THE DIGEST編集部

2024.01.06

ドジャースは今オフに大谷(左)、山本(中央)、グラスノー(右)を獲得。大幅に戦力を向上させた。(C)Getty Images

「ナ・リーグ最高のチームは、アトランタ・ブレーブスだ。そのラインアップは、ショウヘイ・オオタニを擁するロサンゼルス・ドジャースよりも優れている。攻撃面でも、守備面でもね」

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 2001年に阪神タイガースでプレーして2007年に現役を引退し、ヒューストン・アストロズなどでのコーチ業を経て、現在は『ESPN』のベースボール・アナリストや『MLB Network Radio』の司会者を務めるエデュアルド・ペレス氏(阪神時代の登録名はエドワード・ペレス)のこの発言に、ロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Inside the Dodgers』が反応した。

 ドジャースは今オフに11億ドル(約1600億円)以上を費やして大谷翔平や山本由伸、タイラー・グラスノーを獲得。投打両面の戦力を大幅アップさせており、MLB関係者や識者はドジャースをナ・リーグ最強と呼んだり、MLB全体のトップチームに上り詰めたとも評している。

 そんななか、「ナ・リーグ最高のチームはブレーブス」と語ったペレス氏の発言を受けて同メディアは1月4日に記事を配信。「23年の成績で見れば、(ワールドシリーズに進出した)アリゾナ・ダイヤモンドバックスがナ・リーグで倒すべき相手だ。ドジャースもブレーブスもリーグ優勝決定戦に進出していない」とし、「ドジャースを"未知数"と呼ぶのは筋違いではない」と記述した。

 続けて、「オオタニは新しいリーグに移籍し、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンとともに上位打線を固めるだろうが、下位打線にはまだ改善の余地がある。外野手の層も厚くなく、右打者は左打者よりも弱いと言わざるをえない」と、チームの課題点を挙げていった。
 
 さらに、「先発投手に関しては、トミー・ジョン手術から復帰するウォーカー・ビューラーは蓋を開けてみなければ分からず、別のリーグに移ってきたグラスノーは健康状態に不安がある。才能あるボビー・ミラーも2年目のスランプが気掛かり」と、不安点にスポットを当てている。

 山本についても、「才能に溢れる投手だが、1年目の新人に162試合というMLBの重圧が伸し掛かるはず」として、「ペレス氏のようにドジャースを疑問視するのは真っ当な意見だ」と受け止めている。

 そのうえで、「ペレス氏のような意見が間違っていると証明する唯一の方法は、ポストシーズンで好成績を残すこと。ドジャースは2020年以来、ワールドシリーズを制していない。ここで名前の挙がった選手たちが活躍すれば、それを実現できるはず。何かを成し遂げるための駒は揃っている」と課題点はあるものの、注目選手が期待通りの活躍をすれば頂点に立てると見立てた。

 今オフに大型補強を実現したドジャースは、はたして24年シーズンに好成績を残すことができるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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