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「どう見ても悲惨なオフシーズン」専門メディアがエンジェルス経営陣を糾弾「なんの意欲も示していない」

THE DIGEST編集部

2024.01.11

エンジェルスオーナーのアート・モレノやペリー・ミナシアンGM(写真)は、どのようなプランでチーム作りを行なっているのか。専門メディアは「ビジョンが見えない」と糾弾した。(C)Getty Images

「控えめに言って、ロサンゼルス・エンジェルスのオフシーズンは厳しいものだ」

 今オフに大谷翔平が退団した一方、エンジェルスが獲得したのはいずれも1年契約のルイス・ガルシアやアダム・シンバーといった救援や、先発のザック・プリーサックといったあたり。戦力アップしたとは言い難く、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は1月10日の記事で、目立った補強のないチームを糾弾した。

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「エンジェルスは、山ほどの課題を抱えてオフシーズンに突入した。それでも経営陣は将来の方向性を示していない。これは多くのファンが疑問に思っていることだ。球団は"勝ちたい"と言ってロン・ワシントン監督を採用したが、しかし、このオフシーズンに特筆すべきことは何もしていない。市場からは選手が次々と消えているため、ペリー・ミナシアンGMが何かをする時間はどんどん減っている」

 こう伝えた同メディアは続けて、米放送局『ESPN』が1月9日の記事で行なったMLB全30球団の"格付け"でエンジェルスを最低の「Fランク」に位置付けたことを引用し、「ありがたいことに、同じア・リーグ西地区のシアトル・マリナーズとオークランド・アスレティックスも"Fランク"だった。冗談はやめよう。エンジェルスはどうみても悲惨なオフを過ごしている」と嘆いた。
 
 同メディアはエンジェルスの経営陣に、「問題なのはビジョンを示さず、何かをする意欲もまったく示していないことだ」と問題点を指摘して糾弾。「現時点で、23年のチームからオオタニが抜けただけの状態だ。"プレーオフ進出チーム"のような振る舞いはもうやめよう。本当にシーズンで勝負したいのなら、今こそ行動を起こすべきだ」と経営陣に強いメッセージを送った。

 エンジェルスはFAの大物投手ブレイク・スネルや、FAの強打者JD・マルティネスの獲得に動いているという噂も流れている。はたしてエンジェルスは今オフ、ファンに明るい話題を提供することができるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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