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“今オフ最も改善されていない球団”にエンジェルス選出「大谷翔平の退団で本塁打の19%、奪三振の12%が消えた」と米メディア

THE DIGEST編集部

2024.01.14

大谷が退団したエンジェルス。ここまで有力選手の補強はなく、戦力は大きくダウンしたままだ。(C)Getty Images

 米スポーツメディア『Bleacher Report』は1月12日、「このオフシーズンで最も改善されていない10球団」と題した特集を掲載。ワースト1位に、ここまで目立った補強をしていないロサンゼルス・エンジェルスを挙げた。

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 昨季のエンジェルスは73勝89敗でア・リーグ4位に沈み、9年連続でプレーオフ進出を逃している。今オフに大谷翔平が退団した一方、ここまで獲得しているのは、いずれも1年契約の救援投手ルイス・ガルシアやアダム・シンバー、先発右腕ザック・プリーサックにとどまっており、ビッグネームの補強などで戦力アップしたとは言えない状況だ。

 これらを踏まえて記事では、今季のエンジェルスについて、「デロリアン(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場する車型タイムマシンの通称)に乗って1920年代にタイムスリップし、ブレット・ローガン(投手と野手をこなした強打者)を引き抜かない限り、オオタニのような選手の穴を補う良い方法はない」と、厳しい指摘をしている。
 
 さらに、「オオタニの退団により、エンジェルスが昨季に記録した本塁打の19パーセントは消えてしまう」と続けて、さらに「投手陣の三振の約12パーセントもそうだ」と記述。「シーズン100勝のチームでもこのような損失をカバーするのは困難で、ましてや89敗のチームにとってはなおさらだ」と見解を示した。

 また、今後のビジョンが見えないエンジェルスについて、マイク・トラウト、アンソニー・レンドーンら主力選手への負担に懸念を示した同メディアは、「今季さらに怪我人が続出したら、アナハイムの状況がかなり悪くなるかもしれない」と言及。不安要素が多いエンジェルスは、はたして今オフをどう乗り切るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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