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「ベッツ、フリーマン、大谷翔平、マンシーがいる」複数球団からオファー受けたヘルナンデス、ドジャースを選んだ理由明かす「難しい決断ではなかった」

THE DIGEST編集部

2024.01.18

1年2350万ドルでドジャースと契約したヘルナンデス。MLB通算159本の本塁打を放っている強打者だ。(C)Getty Images

 シアトル・マリナーズからFAとなった今オフに、ロサンゼルス・ドジャースと1年契約を結んだテオスカー・エルナンデスが1月16日、オンラインで米メディアの質問に答え、ドジャースへの移籍や新シーズンへの抱負などを語った。『MLB.com』やドジャース系専門サイトなどが報じた。

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『MLB.com』によると、今オフにFAとなったヘルナンデスに対しては、複数年契約のオファーが複数あったという。ロサンゼルス・エンジェルスが興味を示し、ボストン・レッドソックスも2年契約を準備していたようだ。

 それでもヘルナンデスは、ドジャースからの1年2350万ドル(約35億円)のオファーを選択した。「私にとって、ドジャースに行く決断をするのは難しくなかった。なぜなら、このチームに加入すれば、より多くの経験が積めると分かっていたからね。プレーオフに出場できるチーム、そして自分をより良い選手にしてくれる球団に行きたかった。それがドジャースと契約した最大の理由だ」と語った。

 ヘルナンデスは過去3シーズンで、いずれも25本以上の本塁打を放った強打者の外野手だ。24年シーズンのドジャースは、右翼でゴールドグラブを4度受賞している大黒柱のムーキー・ベッツを、プロ入り当初に守っていた二塁手にコンバートする予定で、外野のポジションに空きを作った。ヘルナンデスは右翼か左翼に入ると見られている。
 
 ドジャースの外野手には、右打者のヘルナンデス、マニュエル・マーゴ、クリス・テイラー、左打者のジェイソン・ヘイワード、ジェームズ・アウトマンがいて、相手投手によって使い分けると予想される。ヘルナンデスの会見に同席したドジャースのブランドン・ゴメスGMもこのように語っている。

「チームが始動してから話し合うことになるが、例えばジェイソンがプレーしない試合でテオ(ヘルナンデス)を右翼に置く可能性もあるし、マーゴットとクリスを組み合わせる場合もあるだろう。さまざまなオプションがあるのは、チームにとってとても有益だ」

 この点についてはヘルナンデスも、「個人的に、私自身は常時出場するプレーヤーだと考えている。しかし同時に、デーブ・ロバーツ監督の決定には対応するつもりだ」とコメントした。

 さらに大谷翔平と同じように、ドジャースとの後払い契約についても語っている。年俸2350万ドルのうち、24年に受け取るのは1500万ドル(約22億円)で、残る850万ドル(約13億円)は2030年から39年にかけて均等分配される。「チームがぜいたく税を少し超えているのは誰もが知っている。この契約内容は球団からの提案で、私はそれに同意した」と経緯を明かしている。

 その理由はドジャースで勝ちたいからだ。「ドジャースは勝利に飢えているし、それは私もそうだ。その点で言えば、ドジャースよりもいいチームはないだろう。ここにはベッツ、フレディ・フリーマン、オオタニ、マックス・マンシーのような選手がいる。私は彼らから多くを学ぶことができるはずだ」。ヘルナンデスは、チームの勝利と自身の成長を目標に、ドジャースの一員として24年シーズンに挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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