今月12日、メジャーリーグ(MLB)のタンパベイ・レイズが上沢直之とマイナー契約を結んだことを発表した。北海道日本ハムファイターズで12年のプロキャリアを重ね、来月には30歳を迎える上沢は、2024年に念願のメジャーのマウンドに立つべく新たなスタートを切った。
【メンバー画像】アジアカップに臨む日本代表26名を一挙紹介!
交渉の中では他球団からメジャー契約も提示されたと報じられた上沢が、敢えてレイズとマイナー契約を結んだこともあり、今回の新天地決定についてはさまざまな反響を呼んでいる。MLB公式サイトは1月19日、上沢についての特集記事を配信。レイズと上沢が交わした契約内容や、獲得についてのメリットなどを論じる内容となっている。
同メディアは、通常、マイナー契約は大きな話題とならないとしながらも、「レイズは先週、今年配当が得られるかもしれない魅力的な動きをみせた」と日本人右腕獲得を評している。その理由として、3つのメリットを挙げており、1つ目に「レイズはイニングを必要としている。彼はそれを提供できる」と綴っている。
その中で「実際、この右腕は昨年パ・リーグ最多の170イニングを投げた。その前年は160イニング、2021年は160回1/3を投げ、さらに18年は171回1/3を投げている」とNPB時代の記録を紹介し、またシェーン・バズ、ジェフリー・スプリングスといった負傷により戦列を離れている先発要員の復帰が先であると説きながら、「今季のレイズにとって、(上沢の)必要性はさらに顕著になるかもしれない」と見通している。
次に、上沢との契約が「適正価格」であるとして、「40人枠に入りメジャーに昇格すれば基本年俸250万ドル(約3億6300万円)、マイナーなら22万5000ドル(約3260万円)」と契約内容を示しており、「比較的、ローリスク・ローコストの獲得でもある」と主張。また、即座にメジャーのロースター入りとならないことが、チームにとって40人枠への影響が少なく、上沢自身も適応へのプレッシャーが小さいとして、それぞれメリットであると指摘した。
さらに3つ目として「彼がここに居たかった」と記しており、上沢がレイズ球団への加入を望んでいたと説明。「投手育成の豊かな歴史に惹かれた」という上沢のコメントを引用し、その上で「メジャーリーグでの保証された契約を蹴ってレイズに入団したという。タンパベイは、高度なデータとシンプルなメッセージを駆使して、トロピカーナ・フィールドにやってくるほぼすべての投手から最大限の力を引き出すという、投手に対する驚くべき実績を持っている」と球団の特徴にも言及している。
また、トピックの最後では「ウワサワは圧倒的な投球術を持っているわけではないが、彼のピッチングには十分なコマンドと深みがあり、特に速球とスプリッターには興味をそそられる特徴がある」とスキルを称えている。
今回の契約にはスプリングキャンプへの参加も条件に含まれており、早期でのメジャー昇格の可能性もゼロではない。さらなる成長を求めた上沢が大舞台のマウンドに立つ日も、決して遠い話ではないはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【ハイライト動画】イラクに速攻から2失点! 終了間際に遠藤航が1点を返すも…
「無敵のオーラは完全に消えた」森保ジャパン敗戦で中国メディアは自国代表の"4強入り"期待「イラク相手なら戦える」【アジア杯】
【関連記事】「主審マジで買収されてんだろ」VARでのPK取り消しに日本サポーター激怒! "中東の笛"がトレンド入り【アジア杯】
【メンバー画像】アジアカップに臨む日本代表26名を一挙紹介!
交渉の中では他球団からメジャー契約も提示されたと報じられた上沢が、敢えてレイズとマイナー契約を結んだこともあり、今回の新天地決定についてはさまざまな反響を呼んでいる。MLB公式サイトは1月19日、上沢についての特集記事を配信。レイズと上沢が交わした契約内容や、獲得についてのメリットなどを論じる内容となっている。
同メディアは、通常、マイナー契約は大きな話題とならないとしながらも、「レイズは先週、今年配当が得られるかもしれない魅力的な動きをみせた」と日本人右腕獲得を評している。その理由として、3つのメリットを挙げており、1つ目に「レイズはイニングを必要としている。彼はそれを提供できる」と綴っている。
その中で「実際、この右腕は昨年パ・リーグ最多の170イニングを投げた。その前年は160イニング、2021年は160回1/3を投げ、さらに18年は171回1/3を投げている」とNPB時代の記録を紹介し、またシェーン・バズ、ジェフリー・スプリングスといった負傷により戦列を離れている先発要員の復帰が先であると説きながら、「今季のレイズにとって、(上沢の)必要性はさらに顕著になるかもしれない」と見通している。
次に、上沢との契約が「適正価格」であるとして、「40人枠に入りメジャーに昇格すれば基本年俸250万ドル(約3億6300万円)、マイナーなら22万5000ドル(約3260万円)」と契約内容を示しており、「比較的、ローリスク・ローコストの獲得でもある」と主張。また、即座にメジャーのロースター入りとならないことが、チームにとって40人枠への影響が少なく、上沢自身も適応へのプレッシャーが小さいとして、それぞれメリットであると指摘した。
さらに3つ目として「彼がここに居たかった」と記しており、上沢がレイズ球団への加入を望んでいたと説明。「投手育成の豊かな歴史に惹かれた」という上沢のコメントを引用し、その上で「メジャーリーグでの保証された契約を蹴ってレイズに入団したという。タンパベイは、高度なデータとシンプルなメッセージを駆使して、トロピカーナ・フィールドにやってくるほぼすべての投手から最大限の力を引き出すという、投手に対する驚くべき実績を持っている」と球団の特徴にも言及している。
また、トピックの最後では「ウワサワは圧倒的な投球術を持っているわけではないが、彼のピッチングには十分なコマンドと深みがあり、特に速球とスプリッターには興味をそそられる特徴がある」とスキルを称えている。
今回の契約にはスプリングキャンプへの参加も条件に含まれており、早期でのメジャー昇格の可能性もゼロではない。さらなる成長を求めた上沢が大舞台のマウンドに立つ日も、決して遠い話ではないはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【ハイライト動画】イラクに速攻から2失点! 終了間際に遠藤航が1点を返すも…
「無敵のオーラは完全に消えた」森保ジャパン敗戦で中国メディアは自国代表の"4強入り"期待「イラク相手なら戦える」【アジア杯】
【関連記事】「主審マジで買収されてんだろ」VARでのPK取り消しに日本サポーター激怒! "中東の笛"がトレンド入り【アジア杯】
関連記事
- 「マイナー契約ならあれほど行くなって....」上沢直之のメジャー挑戦を新庄監督が全力応援!「彼ならやってくれます」
- 「オールスターに3度出場した実績」レイズが上沢直之に関心と現地メディア「成績はつねに堅実で、2023年は170イニングを投げた」
- 「ナオを一生応援したい!!」“メジャー挑戦”を表明した上沢直之に杉谷拳士が熱いエール!「最高の後輩で最高の友」【日本ハム】
- 「MLBで最も心温まるサイドストーリー」に大谷翔平と愛犬デコピンの”交流”を米選出! 「純粋で心の込もった特別な絆」と大絶賛!
- 【5月の投打部門別ベスト3:パ・リーグ】ソフトバンクで2人の“4割打者”が躍動!4月未勝利の上沢も5月に急浮上<SLUGGER>