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「今オフで初めての意味のある行動だ」エンジェルスが3年49億円でリリーバーを獲得!「レイズ時代の投球ができるなら…」と地元メディアが期待

THE DIGEST編集部

2024.01.21

エンジェルスと契約合意したと報じられたスティーブンソン。23年はレイズで好投した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスがタンパベイ・レイズからFAとなっていたロバート・スティーブンソン投手と合意に達した。『MLB.com』や『The Athletic』など、米メディアが一斉に報じている。スティーブンソンとエンジェルスの契約は、3年総額3300万ドル(約49億円)だという。

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 2023年シーズンのスティーブンソンはピッツバーグ・パイレ―ツで開幕を迎え、18試合で0勝3敗、防御率5.14。6月にトレードでタンパベイ・レイズに移籍すると3勝1敗、防御率2.35と一転して好投を見せた。今オフにFAとなり、ロサンゼルス・ドジャースも興味を示していると噂されていた投手だ。

 レイズで好投できた要因は、投手コーチの存在だったという。『MLB.com』は、「レイズのカイル・スナイダー投手コーチと、スライダーのグリップを調整。その結果、スティーブンソンのスライダー(本人はスライダーと呼ぶが、MLBデータ解析ツールのスタットキャストではカッターに分類)の空振り率は、驚異の59.9パーセントを記録した」と、好調の要因を分析している。
 
『The Athletic』も、「38回1/3を投げて防御率は2.35。60奪三振を奪うなど、レイズ時代のスティーブンソンは球界で最も効果的なリリーバーのひとりだった」と論じている。

 また、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、「今オフで初めての意味のある行動だ」と、2月に31歳を迎えるスティーブンソンとの契約合意を評価した。

 さらに、「若い投手陣に落ち着きをもたらす存在になりえる。レイズ時代の投球ができるなら、守護神カルロス・エステベスが調子を落とした場合、代わりに抑えの役割を担うだろう。先々、フロントオフィスのリーダーやオーナーの変更も考えられるが、何が起きようとも安定したリリーフの存在は安心感をもたらす」と、スティーブンソンの豊富な経験に期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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