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プロ野球

吉田正尚の「34」を継承するドラ1ルーキー横山聖哉がさらなる“パワーアップ”を目指す!「本当に緊張感ありますし、 すごい楽しみ」【オリックス】

THE DIGEST編集部

2024.01.25

かつては吉田正尚がつけた「34」のビブスを着用して練習に励む横山。(C)野口航志

かつては吉田正尚がつけた「34」のビブスを着用して練習に励む横山。(C)野口航志

 入寮が終わり、オリックスの新人選手たちは早速、舞洲の練習施設で新人合同自主トレで汗を流している。2月から始まる春季キャンプに向けたアピールの場にもなるだけに、ルーキーにとってはプロに入って最初の関門と言ってもいいだろう。

 ドラフト1位の横山聖哉は背番号である「34」のビブスを着用しながら練習に励んでいるが「自分の背番号でもあるので、こういう番号を背負ってプレーするっていうのは本当に緊張感ありますし、 すごい楽しみではあります」とユニホームの着用はキャンプまでお預けながらも、横山の中ではイメージが出来上がっているようだ。

 入団会見では高校生の同期との仲の良さを話していたが「やっぱアップとかは本当に社会人の方々が和みやすい環境をつくってくれてるので、 そういうところに早く馴染めたらいいかなと思う。古田島(成龍)さんとか、本当に元気が良くて、自分たちの素を出させるような、そういう声かけとかもしてくれてるので、 そういうのはありがたいなと思います」と社会人組が高校生組を上手く引っ張っているようだ。
 
 中嶋聡監督からは「メッセージはないですね」と、まだアドバイスなどは送られていないようだが、新人自主トレで監督が自らアドバイスを送ることは考え難い。今はキャンプ入りするまでに、キャンプを乗り切れるような身体づくりが先決で、技術面はキャンプに入ってから本格的に指導されることとなる。

 吉田正尚の背番号を背負うことでプレッシャーもかかるところだが、吉田も大学生だったとはいえ、新人合同自主トレではクタクタになる姿も見せていただけに、横山も初めてとなるプロの練習にまずは慣れることからスタートを切るしかない。また「最初の方は、とにかく食べることで体重を増やすようにして、今はプロ野球選手になるので、パクパク食べるというか、栄養を考えて、食べるようにしてます」と話していた食事面でも寮が充実していることもあり、さらなるパワーアップに繋がるだろう。

 新人自主トレを終えた時、横山の立ち位置はどの辺りにいるのか楽しみしかないだけに、本人が目標としている吉田正尚へ少しでも近づけるような実りある春にしたい。

取材・文●THE DIGEST

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