昨年、一軍デビューを飾り2勝を挙げた中日ドラフト1位の右腕、仲地礼亜(23)。2年目のシーズンは、先発ローテーション入りを目指し、このキャンプで自らの課題と向き合い続けている。
【PHOTO】「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024」に臨むメンバー発表の瞬間を、現地カメラマンがお届け!①(監督・コーチ・投手・捕手編) ルーキーイヤーの去年は地元・読谷村の二軍キャンプでスタートしたが、今年のキャンプは一軍スタート。10日にその読谷村で行われた沖縄電力との初実戦で、1年ぶりに地元へ凱旋した。
去年の初実戦と同じ相手に「直球でカウントを取る」と、明確なテーマを持って臨んだ。しかし、左打者の1番・新城翔太(28・琉球大)に初球のストレートをいきなりレフト前へ運ばれた。そして1点を失い、なおも一死満塁の場面で、ここも左打者の6番・大城駿斗(27・琉球ブルーオーシャンズ)にライトスタンドまで運ばれてしまった。
「真ん中より少し内側、甘めのストレートでした。真っ直ぐに張っていましたが、満塁だったので外野フライのほうに意識があって、浮いてきた真っ直ぐを外野に飛ばそうと思っていました。難しいところに投げようとしていたボールだったと思うので、それが甘くなったんだと思っています」(大城)
大城に手痛い一発を浴び、それ以降は抑えた仲地だが、今年初実戦は1イニング29球5失点で交代。打たれた5本のヒットは全てストレートという悔しい結果に終わった。
「(相手が)真っ直ぐに張ってくる中で、真っ直ぐでカウントを取りたかったというのがあったのですが、きょうはそれができなかった。自分の中でも真っ直ぐっていうのは、(現時点で)あまり押していけるボールではないと分かってはいるんですけど、その中でも押したい、ファウルを取りたいというのがあった。そこは全然だめでした」
押せる真っ直ぐの必要性。それは仲地がルーキーイヤーの去年、一軍で9試合登板した経験から導き出したものだった。
「去年一軍で登板して、ちゃんとファウルが取れないとやはり自分の中できついと感じる試合が多かった。(状態が)悪い時にそれができないときつくなるので、いろいろやってみたいと思って(今回)やってみました。満塁でクイックじゃなくなった4番打者の2球連続ファウルは、良かったと思います」
ストレートでファウルを打たせること以外では、投球時に体が開くことで、リリースポイントが見やすいとの指摘を受け、その改善にも取り組んでいた。ただ、先頭打者に初球を打たれ、クイックモーションでの投球を余儀なくされたことで、その部分も中途半端になってしまったと振り返る。
「新しく変えたことが微妙に変わってないってなってしまっていたので、そこが中途半端になってしまった。もっと投げに行きたい気持ちが、感覚的に体の開きを感じることになってしまい、フォームの意識が中途半端になって、できなかったというのはありました」
【PHOTO】「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024」に臨むメンバー発表の瞬間を、現地カメラマンがお届け!①(監督・コーチ・投手・捕手編) ルーキーイヤーの去年は地元・読谷村の二軍キャンプでスタートしたが、今年のキャンプは一軍スタート。10日にその読谷村で行われた沖縄電力との初実戦で、1年ぶりに地元へ凱旋した。
去年の初実戦と同じ相手に「直球でカウントを取る」と、明確なテーマを持って臨んだ。しかし、左打者の1番・新城翔太(28・琉球大)に初球のストレートをいきなりレフト前へ運ばれた。そして1点を失い、なおも一死満塁の場面で、ここも左打者の6番・大城駿斗(27・琉球ブルーオーシャンズ)にライトスタンドまで運ばれてしまった。
「真ん中より少し内側、甘めのストレートでした。真っ直ぐに張っていましたが、満塁だったので外野フライのほうに意識があって、浮いてきた真っ直ぐを外野に飛ばそうと思っていました。難しいところに投げようとしていたボールだったと思うので、それが甘くなったんだと思っています」(大城)
大城に手痛い一発を浴び、それ以降は抑えた仲地だが、今年初実戦は1イニング29球5失点で交代。打たれた5本のヒットは全てストレートという悔しい結果に終わった。
「(相手が)真っ直ぐに張ってくる中で、真っ直ぐでカウントを取りたかったというのがあったのですが、きょうはそれができなかった。自分の中でも真っ直ぐっていうのは、(現時点で)あまり押していけるボールではないと分かってはいるんですけど、その中でも押したい、ファウルを取りたいというのがあった。そこは全然だめでした」
押せる真っ直ぐの必要性。それは仲地がルーキーイヤーの去年、一軍で9試合登板した経験から導き出したものだった。
「去年一軍で登板して、ちゃんとファウルが取れないとやはり自分の中できついと感じる試合が多かった。(状態が)悪い時にそれができないときつくなるので、いろいろやってみたいと思って(今回)やってみました。満塁でクイックじゃなくなった4番打者の2球連続ファウルは、良かったと思います」
ストレートでファウルを打たせること以外では、投球時に体が開くことで、リリースポイントが見やすいとの指摘を受け、その改善にも取り組んでいた。ただ、先頭打者に初球を打たれ、クイックモーションでの投球を余儀なくされたことで、その部分も中途半端になってしまったと振り返る。
「新しく変えたことが微妙に変わってないってなってしまっていたので、そこが中途半端になってしまった。もっと投げに行きたい気持ちが、感覚的に体の開きを感じることになってしまい、フォームの意識が中途半端になって、できなかったというのはありました」
関連記事
- 中日のドラ1指名・草加勝ってどんな選手? 無尽蔵のスタミナを誇り亜大ツーシームも駆使する東都六人衆”の一角
- 「試合を妨げるワンシーン」中日ドラ1・仲地礼亜、空振り奪うも、まさかの“ボール判定”! 物議のジャッジに元選手が言及!「審判が見てなかった」
- 「もうすっかり馴染んでる!」新加入の中田翔&選手会長・柳裕也の仲良し“肩組み2ショット”が大反響!「わくわくすっぞ」
- なぜ井端監督は大学生4人を侍ジャパンに選出したのか? 日本球界の未来を見据えた「アマチュア野球の発展」という強い信念
- なぜ選出? 1軍出場わずか10試合の広島・田村俊介の“スイング”に惚れ込んだ井端監督の洞察力「日本を代表するバッターになる」