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米メディアがエンジェルスの今季の戦いを展望! 同地区他球団との実力差を強調し「また不振のシーズンを繰り返すかもしれない」

THE DIGEST編集部

2024.02.20

大谷が去ったエンジェルスは厳しい戦いが予想されている。(C)Getty Images

「二刀流スター」の古巣の先行きが危ぶまれている。

 今オフ、大谷翔平が去ったロサンゼルス・エンジェルスは新シーズンに向け、リリーフ投手を中心とした補強を続けてきた。しかし、米国内では再びエンジェルスは苦しい戦いを強いられると予想する声が後を絶たない。2度のMVPに輝いた大谷を擁しながらも、プレーオフ出場に届かなかった過去のシーズンを振り返れば当然の反応と言えるだろう。

 米メディア『sportskeeda』も開幕に向けたエンジェルスの動きについて論じており、新たな獲得候補の名前を挙げながら、その上で他球団の戦力についても言及している。

 同メディアは「エンジェルスはこれまで、まずまずのオフシーズンを過ごしてきた。しかし、ショウヘイ・オオタニを失った痛手を軽減することはできない。チームは、この"二刀流スター"無しで前進する最善の方法を見つけなければならないだろう」と主張。

 また、現在エンジェルスが、「3人のスター選手の獲得を目指している」として、前ロサンゼル・ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス、アメッド・ロサリオ、さらにフィラデルフィア・フィリーズからFAとなったマイケル・ロレンゼンの3選手に関心を寄せていると指摘している。
 
 だがその一方で、やはり苦戦は免れないと論じており、同地区の強豪、ヒューストン・アストロズ、テキサス・レンジャーズが突出していると強調。アストロズについては、「ジョシュ・ヘイダーという最高のクローザーを加えた。エリート先発ローテーションを考えれば、すでに得点を奪うのは難しいチームだったが、主力選手が復帰し、ディビジョンタイトルを狙える力を身につけた」と分析する。

 さらにレンジャーズは「ブルペン陣でいくつかの駒を失ったが、それでも来季は素晴らしいチームになるはずだ。ジョシュ・ユングやエバン・カーターのような若手選手は成長を続け、マーカス・セミエンやコリー・シーガーのような選手も衰えを知らない」と戦力の充実ぶりを説いている。

 また同メディアは、「エンジェルスは昨年73勝89敗でア・リーグ西地区の4位だった。もう少しインパクトのある補強をしない限り、ファンはまた同じような成績不振のシーズンを見ることになるかもしれない」と見通している。

 ア・リーグ西地区には他にも、昨シーズンにアストロズやレンジャーズとプレーオフ進出争いを演じたシアトル・マリナーズがおり、今季も上位争いに加わることが有力視されている。はたして、エンジェルスは開幕までにどのようなチームを作り、シーズンに挑むのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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