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プロ野球

オリックスの新外国人トーマスが紅白戦初安打!「低いライナーを打つことをテーマにしている」【オリ熱スタイル'24】

THE DIGEST編集部

2024.02.21

オリックスの新外国人トーマス。どんな活躍を見せてくれるか、期待が高まる。写真:野口航志(D's Style)

オリックスの新外国人トーマス。どんな活躍を見せてくれるか、期待が高まる。写真:野口航志(D's Style)

 オリックス・バファローズの新外国人スラッガー、コーディ・トーマスが宮崎・清武総合運動公園で開催中の春季キャンプ第4クール最終日に行なわれた紅白戦で初安打を放った。これまでは主にマシン相手の打撃トレーニングを繰り返し、柵越えする場面も見られていた。

「日本で野球をすることを自分の中で目標の一つとしていたから、とても興奮している」と語る29歳は、日本でトレーニングをしてみた感想について、「事前にある程度は分かっていた」と述べたうえで、「まあ、ちょっとしたことだけど、アメリカとの違いっていうのがいくつか感じられる。その辺の差を詰めていきながら、このキャンプでしっかり調整していこうかなと思っている」と話している。

 ちなみに一番の違いは「黒土」だそうで、「バランスの取り方やちょっとした身体の使い方にも影響してくるところがある」と語る。ただし、本拠地の京セラドーム大阪は人工芝で赤土を使用しているため、あまり影響はなさそうだ。

 打撃練習ではライナー性の打球を打ち込んでいたが、これについては「低いライナーを打つことをテーマにしている」と述べ、意識してそうしていたことを明らかにしている。「ホームランを打とうと思うと当たらなくなる。だから、バッティング練習の時は、なるべくライナー性の強い打球を打つことを心がけているんだ。試合になったらどうしても大きなやつを打ちたくなるから、そこでちょうどいい感じになるようにね」
 
 首脳陣からは「この辺までにどうしろとかっていう詳細なトレーニングプランは聞かされていない」ようだが、「いつ行くぞと言われてもいいように、いまは自分にできることをしっかりとやっていこうかなと思っている」と語るトーマス。一方で、「もちろんチームの方針には従うつもりで、チームからこの練習をしろと言われれば、しっかりと従ってやっていく」と、ジャパニーズスタイルに合わせてやっていこうという気概も感じられる。

 そのあたりは、先輩の外国人プレーヤーの影響もあるのかもしれない。2年目のマーウィン・ゴンザレスとは日本が初対面だったが、さっそく色々とアドバイスをもらっているようで、「去年、彼自身がどんな感じだったかとか、あとはお互いのことを知り合う時間を取ることで、関係性を深めている」という。

 今季のオリックスは西川龍馬の加入によって、外野手のポジション争いが熾烈になったこともあり、トーマスの打撃が好調であればレアンドロ・セデーニョと指名打者争いをすることが有力だ。トーマスにはコンスタントにアベレージを残せるようなバッティングを期待したい。

文⚫︎THE DIGEST取材班(D's Style)
写真⚫︎野口航志(D's Style)

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