西武は23日、このキャンプ2回目の紅白戦を実施。期待の新戦力が今季初実戦で上々のデビュー戦を飾った。
最終クールに入り悪天候が続いている宮崎・南郷スタジアム。この日も小雨が降り続く中、グラウンドメンテナンス担当の方々の尽力のおかげで行われることとなった紅白戦。新戦力の先陣を切って、紅組先発のドラフト1位ルーキー・武内夏暉(22)がマウンドに登った。
【PHOTO】「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024」に臨むメンバー発表の瞬間を、現地カメラマンがお届け!(監督・コーチ・投手・捕手編) 「(雨は)あまり気にしませんでしたが、初めての実戦だったので、本当にちょっと緊張しました。でも、楽しみな部分が大きかったですね」
そんな緊張を微塵も感じさせない投球を初回から見せた。白組1番・長谷川を中飛、2番・外崎はフルカウントまで粘られるも一塁ゴロ、いずれの右打者も反応が遅れているようなスイングで2アウトを奪うと、左打者の3番山村は、外への変化球で一塁ゴロ。落ち着いた立ち上がりで、初回を三者凡退に抑えた。
続く2回は、前回18日の紅白戦でホームランを放っている4番・アギラーとの対戦。緩急と内外を使い分け追い込むと、最後は低めに落ちるボールを引っ掛けさせて三塁ゴロ。強打者を打ち取った後も5番・佐藤龍を遊撃ゴロ、6番・児玉はバットを折った後、自らベースカバーに走っての一塁ゴロ。予定の2イニングを打者6人に24球を投げ、無安打、内野ゴロ5つに抑える完璧な投球で上々の実戦デビューを飾った。
「どの球種も(ストライク)ゾーンで勝負して、という感じで投げました。やはり落ちる系のツーシームだったり、チェンジアップがよかったですね。(内野ゴロ5つは)やはり低めに投げられたからこそ、ゴロで打ち取っていると思うので、そこはよかったかなと思います」
自身が評価した落ちる系のボール以外にも輝きを感じたボールがあった。それは左打者3番・山村への初球。打者の体付近からベース板のストライクゾーンへと変化するスライダーだ。
「いい投手でしょ?あのボールは邪魔になると思いますよ」と、この日試合を見るために1日だけ南郷スタジアムに戻ってきた十亀剣スカウトが満面の笑みで太鼓判を押したこのスライダーも今後、大きな武器になっていきそうだ。
試合後に首脳陣からもゾーン勝負ができていたことを評価されたという武内。今年の正捕手候補で、この日マスクをかぶった古賀悠斗(24)は、ミット越しにどんな感触を得ていたのか。
「ブルペンでも受けてはいたんですけど、その時は調整という感じでしたが、今日はピュっと投げていてコントロールも良かったので『さすがドラ1だな』と。完成度の高いピッチャーだなと感じましたね」
最終クールに入り悪天候が続いている宮崎・南郷スタジアム。この日も小雨が降り続く中、グラウンドメンテナンス担当の方々の尽力のおかげで行われることとなった紅白戦。新戦力の先陣を切って、紅組先発のドラフト1位ルーキー・武内夏暉(22)がマウンドに登った。
【PHOTO】「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024」に臨むメンバー発表の瞬間を、現地カメラマンがお届け!(監督・コーチ・投手・捕手編) 「(雨は)あまり気にしませんでしたが、初めての実戦だったので、本当にちょっと緊張しました。でも、楽しみな部分が大きかったですね」
そんな緊張を微塵も感じさせない投球を初回から見せた。白組1番・長谷川を中飛、2番・外崎はフルカウントまで粘られるも一塁ゴロ、いずれの右打者も反応が遅れているようなスイングで2アウトを奪うと、左打者の3番山村は、外への変化球で一塁ゴロ。落ち着いた立ち上がりで、初回を三者凡退に抑えた。
続く2回は、前回18日の紅白戦でホームランを放っている4番・アギラーとの対戦。緩急と内外を使い分け追い込むと、最後は低めに落ちるボールを引っ掛けさせて三塁ゴロ。強打者を打ち取った後も5番・佐藤龍を遊撃ゴロ、6番・児玉はバットを折った後、自らベースカバーに走っての一塁ゴロ。予定の2イニングを打者6人に24球を投げ、無安打、内野ゴロ5つに抑える完璧な投球で上々の実戦デビューを飾った。
「どの球種も(ストライク)ゾーンで勝負して、という感じで投げました。やはり落ちる系のツーシームだったり、チェンジアップがよかったですね。(内野ゴロ5つは)やはり低めに投げられたからこそ、ゴロで打ち取っていると思うので、そこはよかったかなと思います」
自身が評価した落ちる系のボール以外にも輝きを感じたボールがあった。それは左打者3番・山村への初球。打者の体付近からベース板のストライクゾーンへと変化するスライダーだ。
「いい投手でしょ?あのボールは邪魔になると思いますよ」と、この日試合を見るために1日だけ南郷スタジアムに戻ってきた十亀剣スカウトが満面の笑みで太鼓判を押したこのスライダーも今後、大きな武器になっていきそうだ。
試合後に首脳陣からもゾーン勝負ができていたことを評価されたという武内。今年の正捕手候補で、この日マスクをかぶった古賀悠斗(24)は、ミット越しにどんな感触を得ていたのか。
「ブルペンでも受けてはいたんですけど、その時は調整という感じでしたが、今日はピュっと投げていてコントロールも良かったので『さすがドラ1だな』と。完成度の高いピッチャーだなと感じましたね」