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大谷翔平の”新バディ”東京生まれのアイアトン通訳を米放送局が異例の特集! 勤勉さを称えた「新しい役割を垣間見た最初の瞬間」とは?

THE DIGEST編集部

2024.03.30

大谷(左)の新通訳として脚光を浴びているアイアトン(右)氏。(C)Getty Images

 球界を牽引するスーパースターの隣につく敏腕通訳が、再び脚光を浴びている。

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が現地3月28日に本拠地で行なわれたセントルイス・カーディナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場。観衆から大歓声を受けた大谷は3打数2安打のマルチヒットを記録し、ホームでの開幕戦白星スタートに貢献した。

 1番のムーキー・ベッツ、2番の大谷、3番のフレディ・フリーマンが並んだ最強の「MVPトリオ」が合わせて8打数5安打2本塁打4打点と大爆発。チームも10安打7得点を挙げ、カーディナルスをまったく寄せ付けず完勝を収めた。

 初めてドジャー・スタジアムでの試合を終えた後、大谷は「ファンの人も多く入ってもらって、敵の時は怖いですけれど、味方の時はとても心強く、素晴らしい声援を頂いてありがたかった」と地元ファンの盛り上がりに感謝。「1打席目からヒットが出たので、安心じゃないですけど、スタートとしては良かったんじゃないかなと思います」と本拠地での初安打を振り返った。
 
 上位打線を組むベッツ、フリーマンには豪快な一発が飛び出した。「僕だけホームランは打てなかったですけど、比較的いい打席だったんじゃないかなと思うので、いいゲームだったなと思います」と話し、頼もしいチームメイトに笑顔を見せた。

 試合では、ベンチでチームメイトと英語でコミュニケーションをとる姿もあった。自分の打席の感覚や投手のボールだったり、積極的に同僚らと情報交換を交わした。「僕がどう見えているかの感覚を初めてのチームの選手たちは知らないですし、僕がどういう風な感覚で見えているかというのを共有するのは大事かなと思います」と、大谷はそう強調しながら、常勝軍団の一員として少しずつチームに溶け込んでいるようだ。

 そんな偉才の言葉を英語に訳す"新バディ"のウィル・アイアトン氏への評価は、現地メディアで軒並み高まっている。

 ドジャース専門メディア『SportsNet LA』は試合後のインタビューを公式X(旧ツイッター)に共有。違法賭博スキャンダルによりドジャースを電撃解雇された水原一平氏に代わり、代理通訳として大谷をサポートし続けている同氏の仕事ぶりについて「イッペイ・ミズハラに代わるこの新しい通訳は、かなり優秀だ」「グッジョブ、ウィル! もちろん、ショウヘイも素晴らしいゲームだった」「オオタニの話し方の抑揚や間、雰囲気までも通訳しているようにみえる」「時折、2人で顔を合わせてうなずいている。いい関係だ」などと、新しい相棒に好感を寄せている。
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