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大谷翔平の”新バディ”東京生まれのアイアトン通訳を米放送局が異例の特集! 勤勉さを称えた「新しい役割を垣間見た最初の瞬間」とは?

THE DIGEST編集部

2024.03.30

声明発表では大谷(右)の代理通訳としてスポットを浴びたアイアトン(左)氏。(C)Getty Images

声明発表では大谷(右)の代理通訳としてスポットを浴びたアイアトン(左)氏。(C)Getty Images

 ドジャースが本拠地開幕戦を白星で飾ったことを受け、米ハワイ州のローカルテレビ局『KHON2』のクリスチャン・シマブク記者は、かつてドジャース時代の前田健太の通訳を担当したアイアトン氏にスポットを当てた特集記事を配信した。

 記事内では「ミズハラ氏の解雇以来、ドジャースは一時的にチームのパフォーマンス・オペレーション・マネージャーのウィル・アイアトン氏に(大谷の)通訳任務を与えている」と記し、その敏腕ぶりを伝えている。

 アイアトン氏は日系アメリカ人の父とフィリピン人の母を持ち、東京で生まれた。10代でハワイに移り、ミッドパシフィック大に入学して2007年に卒業。同大学では野球部に所属していた。

 13年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではフィリピン代表に名を連ねていたが、惜しくも出場を逃した。さらに4年後のWBCでは同代表の運営スタッフの一員として出場を目ざしたが、この時も予選敗退を喫し涙を飲んだ。

 その後、テキサス・レンジャーズやニューヨーク・ヤンキースなどでのインターン経験を積んだ同氏は19年からドジャースに籍を置き、データ分析部門を担うエキスパートに。現在は同球団の編成部選手育成・能力開発主任の肩書きを持ち、水原氏の違法賭博問題で激震が走ったチームは、急遽大谷の代理通訳にアイアトン氏を指名した。
 
 シマブク記者は25日(現地)、日本人スターが報道陣の前で初めて元通訳の賭博スキャンダルについて声明を発表した会見の中で、彼の勤勉な部分を次のように綴っている。

「アイアトン氏はオオタニの発言の間、ずっと彼の側でメモを取り、球界スターの言葉を日本語から英語に訳していた。ミッドパシフィック大出身である彼の新しい役割を垣間見た最初の瞬間だった」

 新天地でメジャー7年目のスタートを本格的に切った大谷。新しい相棒と一緒に自身初のワールドチャンピオンを目ざす戦いは、まだ始まったばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平の”新通訳”ウィル・アイアトン氏が「相棒」として傍らで支える
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