昨オフに8年8200万ドルで契約延長したジャクソン・チョーリオ(ブルワーズ)が開幕戦で1番打者としてデビューし、ワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)も猛打を発揮するなど、今季も開幕直後からトップ・プロスペクトたちの活躍ぶりが大いに話題になっている。だが、その裏でかつてのトップ・プロスペクトがひっそりと事実上の戦力外となった。2018年ドラフト全体2位で入団したジャイアンツに入団した捕手のジョーイ・バートだ。
【関連記事】打者専念の大谷は40本塁打&40盗塁の大記録を達成し、ドジャースは強打の遊撃手を途中補強。そして世界一は…2024年MLB「5つの大予言」<SLUGGER>
バートはジェイソン・バリテック、マット・ウィーターズら数々の名捕手を輩出したジョージア工科大の出身。自らも18年には大学No.1捕手に贈られるジョニー・ベンチ賞を受賞し、同年のドラフトでジャイアンツから全体2位で指名された。
当時のジャイアンツは、オールスター選出7度、12年にはMVPも受賞したスーパースター捕手バスター・ポージーに衰えが見え始めていた。その後継者として期待されたバートは順調にマイナーの階段を上り、20年開幕前に発表されたMLB.comプロスペクト・ランキングでは「広角に長打を放つ打撃と投手陣へのリーダーシップで、今季中にポージーを押しのけて正捕手になる可能性もある」と太鼓判を押されていたほどだった。
同年メジャーデビューを果たし、ポージーが引退した直後の22年は、開幕戦で同年のサイ・ヤング賞投手サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)から一発を放つなど97試合に出場、一時は正捕手の座をつかみかけていた。
だが、毎年35%前後の三振率を記録するなど大型扇風機ぶりがネックとなって打撃で伸び悩み。また、守備面でも不安を露呈し、昨季は好守のパトリック・ベイリーに正捕手の座を奪われてしまい、夏以降は盛んにトレードの噂が飛び交うようになった。ベテラン捕手のトム・マーフィーも入団した今季は、第2捕手の座も奪われてしまった。
今回、DFAとなって40人ロースターから外れることになったバート。今後はウェーバーにかけられ、もし獲得に名乗りを上げる球団が出てくればトレード、出なかった場合はジャイアンツの3Aで再びチャンスを待つ公算が高い。
まだ27歳。打席数は少ないとはいえハードヒット率などでは優秀な数字を残していて、メジャーの正捕手への道が完全に断たれたわけでは決してない。18年ドラフト全体2位指名のポテンシャルが新天地で完全開花することに期待したい。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】最も多い外国籍は? 最も"助っ人"を抱える球団は? 開幕時点のロースターを対象にMLB公式がランキング化!「世界中で野球の関心が高まり続けている」
【関連記事】「港区女子が憧れちゃう!」山本由伸が披露した"110万円の高級バッグ"にファン興味津々!「えっ、CHANEL?」「俳優さんみたい」
【関連記事】打者専念の大谷は40本塁打&40盗塁の大記録を達成し、ドジャースは強打の遊撃手を途中補強。そして世界一は…2024年MLB「5つの大予言」<SLUGGER>
バートはジェイソン・バリテック、マット・ウィーターズら数々の名捕手を輩出したジョージア工科大の出身。自らも18年には大学No.1捕手に贈られるジョニー・ベンチ賞を受賞し、同年のドラフトでジャイアンツから全体2位で指名された。
当時のジャイアンツは、オールスター選出7度、12年にはMVPも受賞したスーパースター捕手バスター・ポージーに衰えが見え始めていた。その後継者として期待されたバートは順調にマイナーの階段を上り、20年開幕前に発表されたMLB.comプロスペクト・ランキングでは「広角に長打を放つ打撃と投手陣へのリーダーシップで、今季中にポージーを押しのけて正捕手になる可能性もある」と太鼓判を押されていたほどだった。
同年メジャーデビューを果たし、ポージーが引退した直後の22年は、開幕戦で同年のサイ・ヤング賞投手サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)から一発を放つなど97試合に出場、一時は正捕手の座をつかみかけていた。
だが、毎年35%前後の三振率を記録するなど大型扇風機ぶりがネックとなって打撃で伸び悩み。また、守備面でも不安を露呈し、昨季は好守のパトリック・ベイリーに正捕手の座を奪われてしまい、夏以降は盛んにトレードの噂が飛び交うようになった。ベテラン捕手のトム・マーフィーも入団した今季は、第2捕手の座も奪われてしまった。
今回、DFAとなって40人ロースターから外れることになったバート。今後はウェーバーにかけられ、もし獲得に名乗りを上げる球団が出てくればトレード、出なかった場合はジャイアンツの3Aで再びチャンスを待つ公算が高い。
まだ27歳。打席数は少ないとはいえハードヒット率などでは優秀な数字を残していて、メジャーの正捕手への道が完全に断たれたわけでは決してない。18年ドラフト全体2位指名のポテンシャルが新天地で完全開花することに期待したい。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】最も多い外国籍は? 最も"助っ人"を抱える球団は? 開幕時点のロースターを対象にMLB公式がランキング化!「世界中で野球の関心が高まり続けている」
【関連記事】「港区女子が憧れちゃう!」山本由伸が披露した"110万円の高級バッグ"にファン興味津々!「えっ、CHANEL?」「俳優さんみたい」
関連記事
- 開幕ロースター入りした選手の「出身チーム」を探っていくと...改めて証明された“育成のドジャース”の底力<SLUGGER>
- ヤンキース快進撃の原動力はソトだけじゃない!代役レギュラーのオズワルド・カブレラが“恐怖の9番打者”として開花?<SLUGGER>
- 今季こそ“帝国の逆襲”なるか。ヤンキースがソトの活躍で強豪アストロズ相手に開幕4連勝のロケットスタート!<SLUGGER>
- 最も多い外国籍は? 最も“助っ人”を抱える球団は? 開幕時点のロースターを対象にMLB公式がランキング化!「世界中で野球の関心が高まり続けている」
- 「えっ、ちょっと待って!」山本由伸が快投をみせた裏で…LAで9年ぶりに起きた“異例事態”に米衝撃!「マジで尋常じゃない」