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メジャー123年間で大谷翔平がまたも金字塔! 「1年目からわずか26試合で…」歴代5位タイのスピード記録となる“長打数”に米記者驚愕

THE DIGEST編集部

2024.04.25

大谷は1試合3本の二塁打をマーク。安打、打率、出塁率など複数部門でMLBトップを快走している。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)がまたもメジャー123年間の歴史に残る金字塔を打ち立てた。

 現地4月24日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でワシントン・ナショナルズと対戦し、大谷は「2番・指名打者」でスタメン出場。メジャートップを快走するアベレージヒッターはこの日、3本の二塁打を含む6打数3安打2打点と猛打爆発。チームも20安打11得点の猛攻を浴びせて完勝。3連勝を飾った。

 日本人スターのバットの勢いが止まらない。大谷は初回、相手先発ジェイク・アービンの高めの速球を強く振り抜くと、打球は右中間を破るツーベース。先制点のきっかけとなる痛烈打は打球速度115.6マイル(186.0キロ)を計測した。

 5点リードの8回1死二塁の第5打席では、4球目の外角94マイル(約151.2キロ)の速球を引っ張り込むと、再び鋭い打球が右中間を破り、チームに貴重な追加点をもたらした。

 そして9回、6度目の打席には観衆の度肝を抜く一打が飛び出した。2死一、三塁で5番手マット・バーンズの直球を捉えると、大きな放物線を描いた打球は左中間に一直線。ホームランかと思われた打球は、惜しくもフェンスを直撃。あと数センチでスタンドインだったが、ランナーを返してこの日2打点目。ダメ押しの加点で、今季の二塁打を「14」に伸ばした。
 
 だが、二塁打だけではない。26試合を終えて大谷は39安打、打率.371、長打率.695、OPS1.128をマークし、なんと4部門でメジャートップをひた走る。さらに出塁率を.433に上げ、同3位に浮上。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 大谷の異常なスタッツに、MLB公式サイト『MLB.com』のサラ・ラングス氏は驚きを隠せない。マニアックなデータ分析を日夜自身のSNSで発信している名物記者は試合後、興味深い数字をX(旧ツイッター)に投稿した。

 同氏は文面に、「少なくとも1901年以降、在籍1年目から26試合で最多の長打(二塁打以上)」と記し、二塁打=14、三塁打=1、本塁打=6の合計「21」の長打に達した大谷が歴代5位タイとなるスピード記録で、メジャーの歴史に名を刻んだと報告。ちなみにトップは「23」でMLB最多56試合連続安打のジョー・ディマジオ(元ニューヨーク・ヤンキース)、ドジャースの先輩であるMLBシーズン最多191打点を持つハック・ウィルソンなど、そうそうたるレジェンドの名前があった。

 またもメジャーの歴史に名を刻んだ大谷。打者専念となる今季は、いったいどこまで数字を伸ばすのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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