MLB

今季5勝目を挙げた今永昇太、開幕1か月の投球を米放送局が高評価! 今後の活躍に「まだ同じ相手と2度対戦していない」と慎重な意見も

THE DIGEST編集部

2024.05.02

5勝目を挙げた今永。再び好投を見せた。(C) Getty Images

 今シーズンも多くの日本人プレーヤーが話題となっているメジャーリーグ。オフの大型契約でロサンゼルス・ドジャース移籍を果たした大谷翔平や山本由伸が注目を集める中、シカゴ・カブスの一員となった今永昇太も存在感を放ち続けている。

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 現地時間5月1日のニューヨーク・メッツ戦に先発した今永は、7回87球を投げ被安打3、7奪三振、無失点の好投。今季4度目のクオリティスタートで5勝目を挙げている。新たな環境でも、存分に持ち味を発揮するサウスポーには、米国メディアからも極めて高い評価が送られており、今後のパフォーマンスへの関心も寄せられている。
 
 現地放送局『CBS SPORTS』は4月30日、NPBとKBOからメジャー入りを果たした、今永とサンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフについて、開幕からの1か月を振り返る特集記事を配信。記事では、今オフに話題をさらった大谷と山本の成績などをフォーカスする一方で、「好調なシーズンを送っているのは彼らだけではない」として、今永とイ・ジョンフの活躍ぶりも強調。それぞれのスタッツを紹介している。

 その上で、今永については速球が中心となる組み立てであると説明しながら、「速球に対する対戦相手の打率は.115、whiff(空振り)率は21%。この成功は速球の初速の速さと、低いリリースポイントとの組み合わせからくる目の錯覚によるものだ」と分析。また、スプリッターをNPB時代以上に多投していることも打者を打ち取っている要因であるとして、「その決断はこれまでのところ成果を上げている」と指摘する。

 また、今後に向けて同メディアは、「特筆すべきは、イマナガがまだ同じ相手と2度対戦していないことだ。そのことが何らかの違いを生むかどうかは、後日判断しなければならないだろう。次の対戦相手、ニューヨーク・メッツとサンディエゴ・パドレスも、いずれも初対戦である」と見解を綴っている。

 さらに、同メディアはイ・ジョンフの活躍も称えており、両者に対し「(各球団と)何度も対戦した後、どのようにアジャストするかを観察する価値はあるだろう」と見通している。

 MLBの長いシーズンはまだ始まったばかり。今永をはじめとするルーキーたちは、ここからの戦いで、メジャーリーガーとしての真価がさらに問われることになるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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