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8回までのリードを守れずに逆転負けが1か月で6度も…積極補強のメッツ、守護神ディアスの不調やロペスの球団批判、千賀の故障などで投手陣が崩壊

THE DIGEST編集部

2024.06.04

5月に調子を大きく落とした守護神ディアス。(C) Getty Images

5月に調子を大きく落とした守護神ディアス。(C) Getty Images

 地元放送局『SNY』は、同局のレポーター、スティーブ・ゲルブス氏の公式Xへの投稿を引用し、メッツが過去1か月で8回までのリードを守りきれず、9回以降に逆転負けを喫したゲームが6試合もあるというデータを紹介した。

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 現地時間5月5日のタンパベイ・レイズ戦では、9回表の時点で5-4とリードを保ち、守護神エドウィン・ディアスをマウンドに迎えたが、2死まで追い込んだところでランディ・アロザレーナにスタンドへ運ばれ同点に追いつかれる。延長10回に1点を返すも、ディアスからバトンを受け取ったジェイク・ディークマンがサヨナラタイムリースリーベースを打たれ、逆転負けを喫した。

 同5月13日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でも4-2とリードした状態で9回表に登板したディアスが、ソロHRと死球による押し出しで同点に追いつかれると、延長10回にショーン・リード=フォーリーが勝ち越しを許し、敗戦した。

 ゲルブス氏によると、この期間に8回までリードしていながら3回以上敗戦したチームはメッツのみだという。ディアスは5試合で3回セーブを失敗し、5月末には右肩の故障でIL(故障者リスト)入りするなど、試合のクロージングに苦戦していた。

 また、エース候補として活躍が期待されていた千賀滉大が開幕前のスプリングトレーニングで肩の違和感を訴えIL入り、復帰は7月以降と言われているほか、救援投手のホルヘ・ロペスがチーム批判などで事実上の戦力外になるなど、投手陣の体制が不安定な状況が続いている。

 現在25勝35敗でナ・リーグ東地区3位。仮に逆転負けを喫した6試合全てに勝利していたら、31勝29敗で同地区2位だった。

 積極補強がなかなか実を結ばないニューヨーク・メッツ。千賀や藤浪がチームの危機を救うことができるか、期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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