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チームは地区最下位に低迷も…カブス指揮官&地元紙が今永昇太の球宴出場をプッシュ!「彼は見ていて楽しい」

THE DIGEST編集部

2024.07.04

フィリーズ戦で好投した今永だが、8勝目はお預けに。(C) Getty Images

 指揮官、地元メディアが日本人左腕のオールスター・ゲーム出場を猛プッシュだ。

 現地7月3日、本拠地フィラデルフィア・フィリーズ戦に先発登板したシカゴ・カブスの今永昇太は、6回(86球)を投げて6安打8奪三振3失点。2試合連続今季10度目のクオリティスタート(QS)を達成するも、チームが3対5で敗れ、勝敗つかずで8勝目(2敗)はお預けとなった。これで防御率は、3.16となっている。

 この日は、ナ・リーグ東地区1位のフィリーズ打線を相手に好投した今永だが、1対0の3回1死走者なしからラファエル・マルシャンに同点ソロ、2対1の6回無死一塁からアレク・ボームに一時逆転の2ランを被弾。現地6月21日の本拠地ニューヨーク・メッツ戦以降、3試合連続未勝利という悔しさが残る結果となった。

 地元紙『Daily Herald』によれば、カブスの指揮を執るクレイグ・カウンセル監督は試合前、「オールスターにふさわしいプレーをした選手が数人いると思う」と話し、なかでも今永に太鼓判を押したという。
「彼は本当によく投げている。見ていて楽しい。我々に勝つチャンスを与えてくれた」

 また、「カブスが再び敗れるも、イマナガがオールスター出場の可能性を示す」と見出しを打った同紙は、「カブスから誰か一人はオールスターに選ばれる。それがルールだ」と前置き。「30歳の日本人ルーキー、ショウタ・イマナガがその最有力候補だろう」と続けており、今季好調の左腕に大きな期待を注いでいるようだ。

 なお、この試合に敗れたカブスは、現地6月30日の敵地ミルウォーキー・ブルワーズ戦から3連敗。39勝46敗でナ・リーグ中地区の最下位に低迷している。

構成●THE DIGEST編集部

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