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大谷翔平が5回に同点適時打! 2安打1打点&今季22個目の盗塁決めるも、ド軍はリーグ東地区首位フィリーズに連敗

THE DIGEST編集部

2024.07.11

大谷は今季22個目となる盗塁を決めた。(C) Getty Images

大谷は今季22個目となる盗塁を決めた。(C) Getty Images

 現地7月10日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でナ・リーグ東地区首位のフィラデルフィア・フィリーズと対戦し、3対4で惜敗。チームは3連敗を喫した。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は一時は同点適時打を放つなど、4打数2安打1打点で打率を.317としたが、勝利にはつなげられなかった。

 初回の大谷は初球を積極的に振りにいき、右安打で連続試合安打を「4」に伸ばした。2アウト後、4番アンディ・パヘスの2球目のときに相手バッテリーの隙を突いて二盗に成功。今季22個目のスチールを決めたが、パヘスはあっけなく空振り三振に倒れた。

 その裏、ドジャースは先発ギャビン・ストーンがカイル・シュワバーに先制の一発を浴び、さらに2回にも1点を与えてしまう。2点を追いかけるドジャースは3回表、大谷の第2打席はフルカウントからインコースに来た変化球に詰まり、遊ゴロに終わった。

 4回表に1点を返したドジャースは5回表、四球と安打で1死一、三塁の好機を作ると打席には大谷。相手先発クリストフェル・サンチェスのシンカーをセンター前に弾き返すタイムリーヒットで2対2の同点とした。大谷の3試合ぶりのマルチ安打で、ドジャースが試合を振り出しに戻す。

 ところがその直後、ストーンがフィリーズ打線につかまり再び勝ち越しを許してしまう。
 

 2点を追いかけるドジャースは7回に1死一、三塁と一発が出れば逆転の場面で再び大谷に打順が回ってくる。失点したくないフィリーズも防御率「1.59」を誇る左腕のマット・ストラームを投入して、勝負をかける。ストライク先行で早くも追い込まれた大谷は、鋭く曲がったスライダーにバットが空を斬り三振。ストラームに軍配が上がると、敵地スタンドは大きく盛り上がった。続くテオスカー・ヘルナンデスも右飛に打ち取られ、ドジャースは絶好の得点機を生かせなかった。

 8回表にドジャースは1点を返したが、反撃もここまで。9回表はランナーがひとり出れば大谷に打席が回ってきたが、代打ウィル・スミスが右飛に倒れてゲームセット。9安打を放ちながら決定打を欠き、強豪フィリーズにカード2連敗を喫した。

構成●THE DIGEST編集部

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