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MLB

大谷翔平とナ・リーグMVPを争うのは? 米識者からDバックス主砲を推す声が浮上!「メディアの話題性は選考の要素にならないはずだ」

THE DIGEST編集部

2024.07.18

大谷が今季3度目のMVPを獲得するのか。ライバルとなるのは? (C) Getty Images

大谷が今季3度目のMVPを獲得するのか。ライバルとなるのは? (C) Getty Images

 今年もMLBオールスターゲームが開催され、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が本塁打を記録するなど大舞台において、球界の“顔”たる実力を見せつけた。シーズンでも早くも3度目となるMVP受賞の可能性が囁かれるなど、「日本人スター」のパフォーマンスは多くの野球ファンを惹きつけている。

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 その一方で、すでにファンの間でも議論されているMVPについては、指名打者のみでのプレーを続けている大谷に対し賛否の声が上がるなど、さまざまな見解が伝えられてきている。その中で、米メディア『FANNATION』ではアリゾナ・ダイヤモンドバックスのケテル・マルテも、大谷と並ぶナ・リーグ最優秀選手候補であると主張している。

 現地時間7月16日に配信されたトピックは、ダイヤモンドバックス番記者を務めるジャック・ソマーズ氏により執筆されており、「ケテル・マルテがMVP有力候補であることは間違いない」と評するソマーズ氏が、今季の両選手の成績、さらに攻守両面での貢献度を示すWARの比較なども行なっている。

 その上で、ソマーズ氏はいずれの数字も大谷が上回っているとしながらも、それらの成績・指標を踏まえ、「オオタニがいなくてもドジャースはナ・リーグ西地区首位に変わりはない。しかし、マルテ不在のダイヤモンドバックスはトレード期限では売り手となるだろう」などと、両選手のチームへの影響力の違いを指摘。

 ソマーズ氏は、「現実には、オオタニは地球上で最高の野球選手であり、それを打ち負かすことはほとんど不可能なストーリーを紡いできた」と前置きしながら、「しかし、彼が今年DHしか行なっておらず、彼がいなくてもドジャースは首位をキープしているのも現実だ。彼が生み出すマーケティング的要素やメディアの話題性は、MVP選考の要素にはならないはずだ」と持論を展開する。

 さらに、「マルテのいないダイヤモンドバックスは、ナ・リーグ西地区最下位からの脱出を争うはずだ。この2人の選手のWARの差はわずか小数点以下であり、(MVP)投票者はこれらの相対的な価値要素を考慮すべきである」と強調。マルテが大谷と並ぶMVP候補であるとする理由を説いている。

 大谷、マルテとも、オールスターではスタメンに名を連ねており、同地区でプレーオフ出場を目指すチームの主軸としてチームを牽引する立場でもある。シーズン後半のさらなる活躍も見込まれる中、他の有力選手も含めたMVP論争は、さらに熱を帯びていくことは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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