40勝45敗2分け、首位のソフトバンクと15.5差、2位のロッテとは5.5差の5位でオールスターを迎えたオリックス。昨年オフにエース山本由伸がドジャースへ、同じく先発の柱だった山崎福也がFAで日本ハムへ移籍。リーグ3連覇に貢献した2人が去った一方、広島からFAで西川龍馬から加入、投手陣でも若い選手が続々と育ってきていたため、4連覇を予想する声は多かった。
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それがここまで低迷してしまったのは、投手陣で宮城大弥、山下舜平大、東晃平、山岡泰輔、小木田敦也、比嘉幹貴、阿部翔太、宇田川優希、山崎颯一郎、平野佳寿、野手陣でマーウィン・ゴンザレス、西野真弘、宜保翔らの離脱が痛かった。さらに、新加入の西川や昨年首位打者の頓宮裕真、チャンスに強かった杉本裕太郎ら打撃陣の不調が響いたのも事実だろう。
中嶋聡監督は「怪我人というのは絶対ゼロというのはないので、まあ数は確かに多い前半戦でしたね」と総括。過密と言われた移動スケジュールに関しては「きついことになるとは思っていましたけど、確かに思ったよりもきつい日程だったですね」と語った。
また先発陣に関しては、勝ち頭の新外国人エスピノーザを「本当によく貢献してくれた」と高評価。その他の投手陣についても「(先発陣は)それなりに回したつもりなんですけど、確かに思った数字ではないところもありますし、打線との兼ね合いもありますし、なかなかそこの数字(勝利数)は一概に先発ピッチャーのせいではないと思います。(中継ぎは)昨年のいわゆる勝ちパターンと言われる投手たちがまったくいない状態でしたので、それでも新しい選手たちが本当に自分たちの仕事をしっかりしてくれていると思います」と誤算が相次ぐ中で踏ん張った選手たちを労った。 打率.239(リーグ5位)、32本塁打(リーグ最下位)の打線については「これはもう本当に全員でつなぐ意識をしっかり持ってですね、自分の役割というのを認識しながら、最後の最後まで点を取るということに関して、貪欲にいかなきゃ上にはいけないと思います。ので、その意識を高めることをしていきたい。本当に自分たちが一番、不甲斐ない思いをしていると思うので、ここからの巻き返しは本当に期待していますし、しなきゃいけないと思う」とチームの奮起を促していた。
21日の試合で踵を痛めてしまった太田椋、20日から体調不良のまま前半戦を終えた紅林弘太郎の若手2人の状態は気になるところだが、開幕当初不振が続いた森友哉に当たりが戻り、西川や宗佑磨も本来の力を発揮しつつあるだけに、次は頓宮や杉本ら一発長打を秘める選手に復調してもらいたいところだ。
4連覇はかなり厳しい状況だが「もちろんどのチームも強いですし、数字(ゲーム差)は離れていますけど、まずは自分たちがやってきた野球といいますか、落ち着いてそれをやってから勝負になると思いますし、今、その勝負のところまで行っていない状態ですので、何とかやりたい」と前を向く。
さらに「理想型で言えば、先発ピッチャーが抑えて野手がしっかり先制点から中押し、ダメ押しというのをやっていきたいですし、まずは先発投手に勝ち星をつけるという作業がチームに必要になってくるんじゃないかなと思います」とビジョンを描く。
後半戦はいきなり首位のソフトバンクとの3連戦から始まる。
「このままでは絶対に終われないですし、このままで終わるチームじゃないと思っていますので、そこに関しては本当に一戦一戦、集中してやっていきたいと思います。必ず巻き返せると思っていますので、そこは期待しています」
指揮官は、過去3年間でミラクルを起こし続けてきた選手たちを信じている。
構成●THE DIGEST編集部
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それがここまで低迷してしまったのは、投手陣で宮城大弥、山下舜平大、東晃平、山岡泰輔、小木田敦也、比嘉幹貴、阿部翔太、宇田川優希、山崎颯一郎、平野佳寿、野手陣でマーウィン・ゴンザレス、西野真弘、宜保翔らの離脱が痛かった。さらに、新加入の西川や昨年首位打者の頓宮裕真、チャンスに強かった杉本裕太郎ら打撃陣の不調が響いたのも事実だろう。
中嶋聡監督は「怪我人というのは絶対ゼロというのはないので、まあ数は確かに多い前半戦でしたね」と総括。過密と言われた移動スケジュールに関しては「きついことになるとは思っていましたけど、確かに思ったよりもきつい日程だったですね」と語った。
また先発陣に関しては、勝ち頭の新外国人エスピノーザを「本当によく貢献してくれた」と高評価。その他の投手陣についても「(先発陣は)それなりに回したつもりなんですけど、確かに思った数字ではないところもありますし、打線との兼ね合いもありますし、なかなかそこの数字(勝利数)は一概に先発ピッチャーのせいではないと思います。(中継ぎは)昨年のいわゆる勝ちパターンと言われる投手たちがまったくいない状態でしたので、それでも新しい選手たちが本当に自分たちの仕事をしっかりしてくれていると思います」と誤算が相次ぐ中で踏ん張った選手たちを労った。 打率.239(リーグ5位)、32本塁打(リーグ最下位)の打線については「これはもう本当に全員でつなぐ意識をしっかり持ってですね、自分の役割というのを認識しながら、最後の最後まで点を取るということに関して、貪欲にいかなきゃ上にはいけないと思います。ので、その意識を高めることをしていきたい。本当に自分たちが一番、不甲斐ない思いをしていると思うので、ここからの巻き返しは本当に期待していますし、しなきゃいけないと思う」とチームの奮起を促していた。
21日の試合で踵を痛めてしまった太田椋、20日から体調不良のまま前半戦を終えた紅林弘太郎の若手2人の状態は気になるところだが、開幕当初不振が続いた森友哉に当たりが戻り、西川や宗佑磨も本来の力を発揮しつつあるだけに、次は頓宮や杉本ら一発長打を秘める選手に復調してもらいたいところだ。
4連覇はかなり厳しい状況だが「もちろんどのチームも強いですし、数字(ゲーム差)は離れていますけど、まずは自分たちがやってきた野球といいますか、落ち着いてそれをやってから勝負になると思いますし、今、その勝負のところまで行っていない状態ですので、何とかやりたい」と前を向く。
さらに「理想型で言えば、先発ピッチャーが抑えて野手がしっかり先制点から中押し、ダメ押しというのをやっていきたいですし、まずは先発投手に勝ち星をつけるという作業がチームに必要になってくるんじゃないかなと思います」とビジョンを描く。
後半戦はいきなり首位のソフトバンクとの3連戦から始まる。
「このままでは絶対に終われないですし、このままで終わるチームじゃないと思っていますので、そこに関しては本当に一戦一戦、集中してやっていきたいと思います。必ず巻き返せると思っていますので、そこは期待しています」
指揮官は、過去3年間でミラクルを起こし続けてきた選手たちを信じている。
構成●THE DIGEST編集部
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