プロ野球

オールスター第1戦は17安打11得点の猛攻でセ・リーグが勝利!2回の9得点は球宴史上最多、牧は史上3人目の1試合3発ならず

SLUGGER編集部

2024.07.23

丸(左)の一発などで2回の9得点のセ・リーグが大勝。牧(右)は2打席連続弾を放つも史上3人目の1試合3発は逃した。写真:永島裕基

 7月23日、マイナビオールスターゲーム2024第1戦がエスコンフィールドにて行われ、セ・リーグが11対6で勝利した。

 初開催となったエスコンフィールドでのオールスターには、地元日本ハムの選手がパ・リーグのスタメン7人を占めた。それぞれが歴代日本ハムのユニフォームに身を包んで出場し、しかも昨年話題となった赤と黒の襟付きユニフォームを着用した山崎福也は、先発投手兼DHの"リアル二刀流"出場となった。粋な計らいに応えた山崎は立ち上がりを三者凡退に抑え、さらに第1打席は三遊間を破るレフト前ヒットを放った。
 
 だが。先制したのはセ・リーグだ。山崎の二刀流器用に奮起したか、2回先頭の岡本和真(巨人)から、村上宗隆(ヤクルト)→オースティン→細川成也(中日)と4連打で2点を挙げる。さらに丸佳浩(巨人)と牧秀悟(DeNA)、村上にそれぞれホームランが出て、この回一挙9点を先制。何とオールスターの1イニング史上最多記録を更新した。合わせて山崎福もオールスターの最多自責点記録に並んでしまった。

 パ・リーグも直後に岡大海(ロッテ)のソロ本塁打で一矢報いるが、セ・リーグ打線は止まらない。4回には牧の2打席連続弾などで2点を追加し、この時点で11対1の大差がついてしまう。8回裏には山川穂高(ソフトバンク)の3ランが飛び出して5点差にまで詰め寄るも及ばず、セ・リーグが11対6で勝利した。全セが勝つのは2021年第1戦以来3年ぶり(5試合ぶり)となる。

構成●SLUGGER編集部