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プロ野球

2020年広島の「理想」のオーダーは?タナ・キク時代の終焉は「2番・誠也」で打開。「5番・會澤」で得点力アップも

氏原英明

2020.01.16

鈴木(写真)を2番、會澤を5番において得点力アップを狙いたい。写真:THE DIGEST写真部

鈴木(写真)を2番、會澤を5番において得点力アップを狙いたい。写真:THE DIGEST写真部

 キャンプインまであと半月。この時期の楽しみといえば、今季の布陣を夢想することだろう。どうすれば、チームのポテンシャルを最大限に引き出せるのか。ここでは、現在の戦力を分析し、得点力向上が見込める...
 キャンプインまであと半月。この時期の楽しみといえば、今季の布陣を夢想することだろう。どうすれば、チームのポテンシャルを最大限に引き出せるのか。ここでは、現在の戦力を分析し、得点力向上が見込める「最良のオーダー」を考察する。

    ◆    ◆    ◆

 昨季、突然の不調に陥った田中広輔の影響から、打線は大きな改革が必要になりそうだ。

 レギュラー争いから整理すると、捕手の會澤翼、一塁手の松山竜平、二塁手の菊池涼介、外野手の西川龍馬、鈴木誠也は確定している。他のポジションの定位置争いは、新外国人のピレラの力量が大きく左右するだろう。

 彼が三塁手として起用の目処が立つなら三塁は埋まり、遊撃手は田中、外野は中堅に西川が入って、左翼は野間と坂倉将吾の争いとなる。一方、ピレラを外野に回すことになった場合、三塁のポジションが空き、安部友裕、堂林翔太らにもチャンスは生まれる。

 これらを鑑みた上でスタメンを組んでいくと、1番には昨季プロ野球記録となる4カード連続で先頭打者アーチを放つなど適性を見せた、西川を据えたい。年間を通してリードオフとしての責任を負わせれば、さらなる活躍を見せてくれるかもしれない。2番はシーズン終盤から3番だった鈴木誠也を起用、以下、松山竜、ビレラ、會澤という形だ。

 全体的に安定感に欠ける打線のため、上位打線に強力な布陣を敷き、中・下位は復活と台頭に期待するという算段だ。

1(中)△西川龍馬
2(右) 鈴木誠也
3(一)△松山竜平
4(三) ピレラ
5(捕) 會澤翼
6(二) 菊池涼介
7(左)△坂倉将吾 
8(遊)△田中広輔
9(投) ── 
※△は左打ち
 
 この打線の肝となるのは5番の會澤翼だ。

 現在の広島打線に3連覇していた頃の迫力がないのは、田中の不調によるところが大きい。田中が出塁できないために、打って出ることにしか期待が持てない菊池への負担がかかり、打線の手詰まり感を強くしていた。

 この2人を下位に回せば、得点圏打率リーグトップを誇る會澤の打順を上げられる。ピレラのレギュラー起用が大前提となっているものの、この打線ではそれほど4番に重責を求めていない。1~3番で1得点を上げる理想の形ができれば、4番は比較的プレッシャーがない状態で打席に立てるし、仮にピレラが倒れたとしても、5番に待っているのは勝負強い會澤だ。

 もっとも、6番以降に期待がないわけではない。

 メジャー移籍が叶わなかったことで反骨芯が芽生えているはずの菊池、打の評価が高い坂倉の6・7番コンビは意外性十分。実績のある田中が8番となると、プライドも傷つくだろうが、ゴールデンルーキー小園海斗と競争させて発奮を促したい。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

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【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
 

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