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【最新版2024ドラフト候補ランキング│1~10位】報徳学園・今朝丸、東海大相模・藤田が急上昇も上位5人はいずれも大学生!<SLUGGER>

西尾典文

2024.08.06

左から明治大・宗山、関西大・金丸、青山学院大・西川。3人とも現時点では1位指名有力と言われている。写真:THE DIGEST写真部

 7月末に都市対抗野球が終わり、いよいよ8月7日からは夏の甲子園が始まる。アマチュアを中心に年間400試合以上を取材する西尾典文氏が作成した、ドラフト候補たちの最新ランキングを見ていこう。今回はいよいよトップ10の紹介だ。

【表】2024ドラフト候補ランキング1~50位一覧【8月5日時点】

▼10位:柴田獅子[投手・福岡大大濠高](前回順位:圏外)
(しばた・れお/右投左打)
将来像:大瀬良大地(広島)

最終学年に急浮上してきた大型右腕。190㎝の長身でフォームの躍動感は申し分なく、ストレートはコンスタントに145キロを超える。スライダー以外の変化球は課題だが、好調時は少ない球種でも相手打者を圧倒できるのが魅力だ。打者としても広角に長打を放ち、スケールは十分。基本的には投手と見られるが、二刀流挑戦も検討したいほどの好素材だ。
タイプ診断:#急成長 #打撃も魅力

▼9位:森井翔太郎[三塁手/遊撃手/投手・桐朋高](前回順位:21位)
(もりい・しょうたろう/右投左打)
将来像:イ・スンヨプ(元巨人など)

都内屈指の進学校に現れた左の大砲候補。旧チームから不動の中軸を任されており、軽々と外野の頭を超えるバッティングは迫力十分だ。パワーだけでなくタイミングのとり方も上手く、スイングに柔らかさがあるのも魅力。投手としても150キロを投げる肩の強さがある。夏は初戦で敗れたが、日米合わせて40人を超えるスカウトが視察に訪れた。
タイプ診断:#大砲候補 #二刀流

▼8位:藤田琉生[投手・東海大相模高](前回順位:圏外)
(ふじた・りゅうせい/左投左打)
将来像:クリス・ジョンソン(元広島)

規格外のスケールと高校生としては高い完成度を備えた超大型サウスポー。198㎝の長身でも体の使い方が上手く、制球力と変化球のレベルも高い。春から夏にかけて出力も大きくアップし、最速150キロをマークするまでになった。これだけのスケールがある左投手はなかなかおらず、夏の甲子園次第では目玉の一人となる可能性もあるだろう。
タイプ診断:#規格外 #器用
▼7位:今朝丸裕喜[投手・報徳学園高](前回順位:19位)
(けさまる・ゆうき/右投右打)
将来像:才木浩人(阪神)

好投手が揃う今年の高校生の中でも総合的に見てナンバーワンとみられる大型右腕。昨年と比べて腕の振りが明らかに力強くなり、コンスタントに140キロ台後半をマークするまでになった。春のセンバツでは2年連続で準優勝を果たし、夏の兵庫大会も尻上がりに調子を上げてチームを優勝に導いた。完成度は高く実績も十分だが、まだまだ成長が見込める高い将来性も魅力だ。
タイプ診断:#スケール大 #甲子園の星

▼6位:石塚裕惺[遊撃手・花咲徳栄高](前回順位:8位)
(いしづか・ゆうせい/右投右打)
将来像:牧秀悟(DeNA)

今年の高校球界を代表する強打のショート。U-18侍ジャパン強化合宿では木製バットでも軽々と柵越えを連発し、視察したスカウト陣を驚かせた。上半身も下半身もよく鍛えられており、攻守ともに力強さがあるのが魅力。守備も堅実で肩の強さがあり、ベースランニングのスピードも光る。夏の埼玉大会では厳しいマークの中でも5割近い打率を残しており、甲子園でもその強打に高い注目が集まる。
タイプ診断:#強打のショート #体の強さ◎
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