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「日本人コンビとして初の快挙」今永昇太と鈴木誠也の歴史的パフォーマンスに米メディア賛辞!「タッグを組んで名を刻んだ」

THE DIGEST編集部

2024.08.25

マーリンズ戦で大勝に貢献した今永(左)と鈴木(右)。(C) Getty Images

 サムライたちが躍動し、大勝を飾った。

 シカゴ・カブスは現地時間8月24日、マイアミ・マーリンズと敵地で対戦し、14対2で勝利した。この試合で先発した今永昇太は7回を投げ、4安打2失点と好投し、シーズン10勝目をマーク。さらに、鈴木誠也も2本塁打を含む3安打4打点と打棒を奮い、日本人選手ふたりのパフォーマンスが際立っていた。

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 中5日での先発となった今永は、序盤の3イニングをパーフェクトに抑えるなど完璧な立ち上がりをみせた。その後、2本のソロ本塁打を浴びたものの、崩れることなく7回を投げ抜いた。打撃陣も今永がマウンドを降りるまで10点を奪い、二けた勝利達成を大きく後押ししている。

 その打線で気を吐いたのが「3番・右翼」でスタメンに名を連ねた鈴木だ。初回の最初の打席でマーリンズ先発のバレンテ・ベロゾのフォーシームを叩き、センターバックスクリーン横への第17号本塁打を放つと、3回の第2打席、ランナーひとりを置き今度は変化球を捉え、レフトスタンドへ運んだ。さらに鈴木は7回の第5打席ではライトオーバーのスリーベースヒットとこの日3本目の長打をマーク、追加点となる打点を記録している。

 この日の勝利に貢献した、両日本人プレーヤーの活躍には、米メディア『Sports Illustrated』も賛辞を送っている。試合後、今永、鈴木のパフォーマンスを振り返る特集記事を配信し、その中で「彼らは日本人コンビとして初の快挙を成し遂げた。カブスはMLB史上初めて、日本人選手が3本以上の長打を放ち、別の日本人選手が同じ試合で勝利を収めたチームとなった」と伝えた。

 また、それぞれのこの試合までの成績にも言及。今永については、「2024年、メジャーリーグ初シーズンで素晴らしい活躍を見せている。30歳の新人投手は140回1/3を投げて10勝3敗、防御率3.08、WHIP1.06、奪三振140、与四球22という成績を収めている」とスタッツを並べながら、「ポール・スキーンズとジャクソン・メリルがいなかったら、彼はナショナルリーグの新人王の最有力候補になっていただろう」と活躍ぶりを称えている。

 さらに、鈴木に対しても、「5月は苦戦したが、30歳のスズキは現在、打率.271、出塁率.344、長打率.486、本塁打18、打点60、OPS.831、WAR2.1を記録している」と記すとともに、「5月に.604のOPSを記録した後、6月には.851、7月には.923、8月には.856まで上昇した」として、夏場における好パフォーマンスを振り返った。

 また同メディアは、「両選手とも今シーズンはカブスで素晴らしい活躍を見せており、土曜日にはふたりがタッグを組んで歴史に名を刻んだ」と綴るなど、特別な勝利だったと強調している。

 レギュラーシーズンが終盤に向かうにつれ、自身のポテンシャルを存分に発揮している今永と鈴木。ふたりの日本人プレーヤーが投打の中心として、最後までカブスに勢いをもたらす存在となるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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