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先発プランは混乱…ドジャース、PS苦戦は免れない!? IL入りグラスノーの最短復帰叶わず「徐々にホラーストーリーへと発展しつつある」と米報道

THE DIGEST編集部

2024.08.27

負傷者リスト明けすぐの復帰は叶わなかったグラスノー。まだ時間がかかるようだ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地時間8月25日に行なわれたタンパベイ・レイズ戦に3対1で勝利を収めた。これでレイズとの今回の対戦成績を2勝1敗とし、3カード連続での勝ち越しを決め、ナ・リーグ西地区2位につけるアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの3ゲーム差を守った。

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 レイズとの初戦では大谷翔平がついに40本塁打、40盗塁に到達、また3戦目ではムーキー・ベッツが決勝アーチを放つなど、主軸をはじめとする打撃陣が目覚ましい活躍をみせている。だが、その一方で、負傷者の離脱が相次いでいる投手陣について、またも不安なニュースが聞こえてきている。右ヒジの腱炎で負傷者リスト(IL)入りとなっているタイラー・グラスノーの欠場がさらに長引くと、デーブ・ロバーツ監督が明かしたと、米国内メディアが報じた。

 ニュースサイト『Newsweek』では現地時間8月25日、公式サイト上でグラスノーの現状を伝えており、「この右腕は、15日間の故障者リスト入りの後に復帰すると予想されていたが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、最近になってスケジュールが変わったと語った」と伝え、指揮官のコメントを掲載。「彼はフラストレーションを感じているのはわかっている。でも自分の身体の声を聞かなければいけない」などと語ったとしている。

 同メディアは、エース右腕の最短復帰が叶わなくなった事態を受け、「金曜の夜にショウヘイ・オオタニが『40-40』クラブに到達したという物語のような出来事にもかかわらず、ドジャースのエースタイラー・グラスノーの状態は徐々にホラーストーリーへと発展しつつある」などと綴っている。

 さらに、「ドジャースの先発陣は今シーズン、健康を維持するのに苦労しており、ポストシーズンでのロサンゼルスのローテーションの計画が混乱している」と評しながら、グラスノーが昨年末の大型補強での入団となった経緯を振り返り、「もしポストシーズンに間に合わなければ、ドジャースが彼の入団に割いたリソースはすべて水の泡となる」と指摘。

 また、同メディアは「この時点で、ドジャースにできるのは待つことだけだ」と付け加えながら、「ロサンゼルス・ドジャースにとって、ポストシーズンの野球は映画のようなストーリーになりそうだが、どんなジャンルの映画になるかは謎のままだ」と見通している。

 果たして、グラスノーの復帰はどのタイミングとなるのだろうか。そしてシーズン開幕投手の欠場が長引くことにより、いよいよ残り1か月となるレギュラーシーズン、そしてプレーオフの戦いも含め、ドジャースにとっては想像以上に過酷なものとなるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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