武内夏暉(西武)、金村尚真(日本ハム)とともに、パ・リーグの新人王争いに食い込んでいるのが、オリックスの社会人出身ルーキー古田島成龍だ。
日本通運からドラフト6位指名で入団した古田島は、1年目から開幕一軍の切符をつかむと、いきなり22試合連続無失点のプロ野球タイ記録を達成。28日終了時点で41試合に登板、2勝1敗20ホールド、防御率0.95という好成績で、ルイス・ペルドモ、アンドレス・マチャドらとともに勝利の方程式の一角を担っている。
今年のオリックスのブルペン陣は小木田敦也、比嘉幹貴、阿部翔太、宇田川優希、山崎颯一郎、平野佳寿らが次々と離脱。山田修義、本田仁海以外のメンバーは一新されている。その中でも、気迫あふれるピッチングで投球内容も安定している古田島に対する首脳陣の信頼は厚い。
もっとも、現在の「状態自体はあまり良くない」とのこと。「そこを理解した上で、フォーム(の調整)をいろいろやったりとか、大怪我をしないようにっていうイメージでやっている」という。残り試合も少なくなってきているが、「あと何試合とか正直考えてなくて、ホントに一日一日やるべきことを今まで通り。そこは変えずにやっていきたい」と平常心を強調する。
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24日のロッテ戦では、8回を無失点に抑えたエース宮城大弥に続く2番手として9回のマウンドに立ったが、2死満塁のピンチを招くと角中勝也に悔しい押し出しの四球を与えてしまい、初の敗戦投手になってしまった。この日は先頭の藤原恭大にヒットを許すと、2死一、二塁から高部瑛斗に初球を打たれて満塁のピンチを招いている。 この場面について古田島は「(他の試合との)違いっていうのはそんなにはなく......なんですかね。高部さんは初球から振ってくるっていうのをデータで知ってましたし、ボール球で良かったところを投げれなかったっていう。その後の切り替えもできなくて、最後はああいう悪いカウントしてしまったっていう。完全な僕の技術不足だと思ってます」と冷静に振り返っていた。
だが、すでに気持ちは完全に切り替えている。「もう前を向かないといけないですし。自分のためにもこの経験を無駄にはしたくない。ありがたく感じてやっていきたい。ホントに捉え方次第だと思うんで、プラスになるようにいろいろとやっていきたいなと思っています」
いい意味で切り替えが早い古田島にとって、現在のポジションは適役なのだろう。チームは逆転CS出場に向けて負けられない状況だが、古田島は最後まで己のスタイルを信じて、最後まで気迫あふれるピッチングを続けていく。
構成●THE DIGEST取材班
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今年のオリックスのブルペン陣は小木田敦也、比嘉幹貴、阿部翔太、宇田川優希、山崎颯一郎、平野佳寿らが次々と離脱。山田修義、本田仁海以外のメンバーは一新されている。その中でも、気迫あふれるピッチングで投球内容も安定している古田島に対する首脳陣の信頼は厚い。
もっとも、現在の「状態自体はあまり良くない」とのこと。「そこを理解した上で、フォーム(の調整)をいろいろやったりとか、大怪我をしないようにっていうイメージでやっている」という。残り試合も少なくなってきているが、「あと何試合とか正直考えてなくて、ホントに一日一日やるべきことを今まで通り。そこは変えずにやっていきたい」と平常心を強調する。
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24日のロッテ戦では、8回を無失点に抑えたエース宮城大弥に続く2番手として9回のマウンドに立ったが、2死満塁のピンチを招くと角中勝也に悔しい押し出しの四球を与えてしまい、初の敗戦投手になってしまった。この日は先頭の藤原恭大にヒットを許すと、2死一、二塁から高部瑛斗に初球を打たれて満塁のピンチを招いている。 この場面について古田島は「(他の試合との)違いっていうのはそんなにはなく......なんですかね。高部さんは初球から振ってくるっていうのをデータで知ってましたし、ボール球で良かったところを投げれなかったっていう。その後の切り替えもできなくて、最後はああいう悪いカウントしてしまったっていう。完全な僕の技術不足だと思ってます」と冷静に振り返っていた。
だが、すでに気持ちは完全に切り替えている。「もう前を向かないといけないですし。自分のためにもこの経験を無駄にはしたくない。ありがたく感じてやっていきたい。ホントに捉え方次第だと思うんで、プラスになるようにいろいろとやっていきたいなと思っています」
いい意味で切り替えが早い古田島にとって、現在のポジションは適役なのだろう。チームは逆転CS出場に向けて負けられない状況だが、古田島は最後まで己のスタイルを信じて、最後まで気迫あふれるピッチングを続けていく。
構成●THE DIGEST取材班
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