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「大谷翔平とジャッジ、どちらが最高の選手?」ド軍メディアがファンにアンケート「この質問は本質的に意見が分かれるものだが…」

THE DIGEST編集部

2024.09.02

大谷とジャッジ。米メディアではことあるごとに、「どちらが最高の選手か?」をテーマにした記事や番組が作られている。(C)Getty Images

大谷とジャッジ。米メディアではことあるごとに、「どちらが最高の選手か?」をテーマにした記事や番組が作られている。(C)Getty Images

 打率.291、本塁打44、打点98、盗塁43、出塁率.374、長打率.617、OPS.991の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)と、打率.327、本塁打51、打点123、盗塁7、出塁率.461、長打率.715、OPS1.176のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)。はたしてどちらが優れた選手なのか。

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 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が現地9月1日、「オオタニとジャッジ、どちらが最高の選手なのか?」という記事を出した。

「この質問は本質的に意見が分かれるものだ。ドジャースのファンはオオタニを選ぶだろうし、ヤンキースのファンはジャッジを選ぶだろう。ただ、それはどんな状況でも誤った選択だ。両者とも素晴らしい選手であり、おそらく地球上で最高の2人だ」

 そう記したうえで、同メディアはX(旧ツイッター)でアンケートを実施。結果は大谷が78.6パーセント、ジャッジが21.4パーセントとなった。

「両選手とも、歴史的な活躍を見せている。選手と所属チームの好みは別として、大谷が選ばれるには理由がある。2025年にドジャースの投手として投げる準備をしながら、過去のDH選手の誰も成し遂げていない成績を出しているからだ」
 
 同メディアは続けて、MLBの統計データを扱う『FanGraphs』社のWAR(打撃、走塁、守備、投球など選手の貢献度を測る総合指標。2.0でレギュラークラス、5.0でオールスター級、8.0でMVP級)を持ち出した。

「9月1日時点で、オオタニのWARはMLB2位の6.6。最終的には1978年にジム・ライスが記録した7.7を超え、DHとして史上最も高い数値を記録する見込みだ。守備での貢献がないものの、打撃と走塁を極めている」

 大谷は44本塁打・43盗塁を記録しており、これはMLB史上初の数字だ。「あと2盗塁を成功させれば、主力DHとしてポール・モリターが持つ1シーズン最多記録(1987年)に並ぶ」という。

 さらに大谷は、前人未踏の50(本塁打)ー50(盗塁)に辿り着く可能性がある。「もしMLB史上初の50ー50を達成すれば、誰もがオオタニを無視できなくなる。現状、オオタニは52ー51のペースだ」と同メディアも期待を寄せる。

 一方、専門放送局『MLB Network』は、大谷とジャッジについて、後者を野球界最大の顔に選んでいる。ジャッジは『FanGraphs』社のWARはMLB1位の9.8を記録。『Dodgers Nation』もジャッジの成績を踏まえ、「疑いの余地のない驚異的な数字だ」と賛辞を送っている。

構成●THE DIGEST編集部

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