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大谷翔平が2打席連続打点で通算108打点→日本人歴代2位浮上も4試合ホームラン&盗塁なしで「50-50」に足踏み。ド軍は9得点大勝で優勝マジック9

THE DIGEST編集部

2024.09.17

大谷は2試合ぶりの無安打に終わったが2打点を挙げ、通算108打点とし日本選手歴代2位タイに浮上した。(C)Getty Images

 現地9月16日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でアトランタ・ブレーブスと対戦し、9対0で大勝。地区優勝マジックをひとつ減らし「9」とした。大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場。2試合ぶりのノーヒットに終わったが3打席連続で出塁し、満塁からの野選を含め通算108打点に到達。日本選手歴代2位タイに浮上した。

 第1打席は見逃し三振に倒れた大谷だったが、第2打席は3回2死三塁の好機で回ってきた。先発左腕マックス・フリードの初球がワンバウンドとなり捕手が弾くと、三塁走者のミゲル・ロハスが好判断でスタートを切り先制のホームを踏んだ。そのあと大谷はストレートの四球を選び盗塁の機会が訪れたが、スタートを切ることはなく、2番ムーキー・ベッツは見逃し三振に倒れた。

 ドジャース先発の山本由伸は毎回ランナーを出してピンチを背負う苦しいピッチングだったが、強力打線をここぞの場面で抑える粘りの投球で4回(72球)までを投げ、4安打3奪三振2四球、無失点に抑えて降板。勝敗はつかなかったが、防御率は2.63に向上した。

 大谷は2点リードの第3打席、5回1死一、三塁とまたも得点機で打順が巡ってきた。ここは初球の外角速球を打ち損じて遊ゴロに倒れたが、日本人スラッガーは俊足を飛ばして併殺を阻止して1打点を稼ぐ。そして大谷は次打者のカウント0-2の場面でスタートを切ったが、ベッツがファウルとし、盗塁にはならず。結局、ベッツは空振り三振に仕留められた。
 
 ドジャースは7回、3つの四球で1死満塁にすると、打席には再び大谷。ブレーブスの息の根を止める絶好のチャンスだったが、スーパースターは交代したばかりの左腕アーロン・バマーの初球スライダーを引っ掛けて二ゴロに。だが本塁送球もセーフとなり、大谷に打点がついた。2打席連続打点となり、これで2004年の松井秀喜(当時ニューヨーク・ヤンキース)に並ぶ日本人歴代2位の108打点となった。

 チームはこのあと2点を加えて6点差にすると、なおも2死一、二塁で4番に座ったフレディ・フリーマンが逆方向に22号3ランホームランを放ち、一挙6得点と打線が爆発した。

 ドジャースが9対0とした9回表、大谷は5度目の打席でカウント1-2と追い込まれると、最後は低めのスライダーに手を出し空振り三振。この日は無安打に終わった。

 大谷はブレーブスとの4連戦で本塁打と盗塁をマークできず、残り12試合で前人未到の「50本塁打-50盗塁」が達成できるかに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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