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得点圏打率が「.207」→「.522」。大谷翔平が今季序盤の“勝負弱さ”の理由を打撃コーチに明かしていたと現地実況「自分が試合を決めなければと...」

THE DIGEST編集部

2024.09.26

タイムリーヒットで勝利に貢献した大谷。写真:AP/アフロ

 MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地9月25日、本拠地サンディエゴ・パドレス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3打数2安打2打点1盗塁を記録。勝ち越しのタイムリーヒットを2本放ち勝利に貢献した。

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 2-2で迎えた4回2死一、二塁と、一打勝ち越しのチャンスで第3打席が回ってきた大谷は初球、甘く入ったスライダーを見逃さず、ライトフェンス直撃のタイムリーツーベースヒット。ランナー一人が生還し、3-2と勝ち越しに成功する。さらに、同点に追いつかれて迎えた6回2死一、二塁の場面。再び得点圏に走者を置いた第4打席でも、大谷はセンター前に適時打を放ち、勝ち越しに成功。結局この一打が決勝点となった。

 6回の適時打の後に現地放送局の実況は、大谷が得点圏で凡退する場面が多かったことについて、シーズン序盤に打撃コーチに原因を明かしていたと言い、その内容は以下のようなものだと語った。

「満塁や得点圏にランナーがいる時は、常に力み過ぎてしまっていた。キャリアの過去6年間は自分が試合を決めなければと思っていたからだ。得点圏で試合を決めるヒーローになろうとしないように修正しなければならなかった」

 4月には打率.356ながら得点圏では.207と不振に陥っていた大谷。一方で9月は打率.355と打撃面が好調で、特に得点圏打率はシーズン平均の.270を大きく上回る.522をマークするなどチャンスでの勝負強さが目立つ。10月を前に成績を上げてきた大谷には自身初のポストシーズンでも勝負所での活躍に期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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