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今季ポストシーズン勝ち試合でいずれも2回までに決勝点のパドレス。ドジャースはブルペンゲーム&大谷翔平のバットでパ軍の“勝ちパターン”を回避できるか

THE DIGEST編集部

2024.10.09

今季PS5試合で2回までに4本のHRを放っているタティースJr.。(C)Getty Images

 MLBサンディエゴ・パドレスは現地10月8日、ナ・リーグ地区シリーズ第3戦の本拠地ロサンゼルス・ドジャース戦に6-5で勝利。2勝1敗としシリーズ突破へ王手をかけた。今季ポストシーズンでの躍進を支えているもののひとつに、序盤の強さが挙げられる。

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 ナ・リーグワイルドカードシリーズでアトランタ・ブレーブスと対戦したパドレスは第1戦で初回に2番フェルナンド・タティースJr.の2ランホームランで先制。投手陣はマイケル・キング、ジェイソン・アダム、ロベルト・スアレスが計7安打を許しながらも4-0と完封し白星発進した。第2戦は初回に先制を許すも2回にカイル・ヒガシオカの2戦連続弾含む5得点のビッグイニングを作り5-4で勝利。いずれも2回までにリードを奪い投手陣の好投で逃げ切る形だった。

 ドジャースとの地区シリーズでは第1戦、初回にマニー・マチャドが山本由伸から2ランホームランを放つなどで3点を奪う得意の展開に持ち込むかに見えたが、2回に大谷翔平の3ランHRを浴び同点に。3回にザンダー・ボガーツがタイムリーで2点のリードを築くも先発ディラン・シースがさらに2失点、2番手エイドリアン・モレホン、3番手ジェレミア・エストラーダも失点し敗れた。

 その後の第2戦では2回までに3点を取り10-2で勝利、第3戦では2回に6点を獲得。その後テオスカー・ヘルナンデスに満塁弾を打たれるも6-5で逃げ切るなど、白星を上げた試合ではいずれも2回までに決勝点をあげていることに。英データ分析会社『OptaSTATS』によると、満塁弾を浴びた試合で「得点できたのが1イニングのみ」「3回以降無得点」で勝利したのはレギュラーシーズンを含めてもMLB史上初だという。

 ドジャースは今季ポストシーズンで山本が3回5失点、ジャック・フラハティが5回1/3で4失点、ウォーカー・ビューラーが5回6失点と、シリーズ前の予想通り先発陣の乱調が目立つ。MLB公式サイトによれば、デーブ・ロバーツ監督は第4戦でリリーフ投手を先発させるブルペンデーにする可能性が高いと発言しており、序盤からパドレスを勢いづけないピッチング、継投ができるか注目だ。もちろん唯一勝利を収めた試合で同点3ランを放ちパドレスの得意の展開に持ち込ませなかった大谷の打棒にも期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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