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「魔法のようなシーズン」前田健太のタイガース、10年ぶりのPSで大躍進! キープレーヤーは“最も注目されていない選手”? 米誌「やっていることが型破り」

THE DIGEST編集部

2024.10.11

大躍進するタイガースのキープレーヤーとして米メディアが挙げたのは、捕手のロジャースだった。(C)Getty Images

大躍進するタイガースのキープレーヤーとして米メディアが挙げたのは、捕手のロジャースだった。(C)Getty Images

 現地10月9日、10年ぶりにポストシーズンに進出したデトロイト・タイガースが、本拠地コメリカ・パークでのクリーブランド・ガーディアンズとの地区シリーズ第3戦に3対0で勝利。シリーズ成績を2勝1敗として、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

【動画】地区シリーズ第3戦、タイガース対ガーディアンズのハイライト!

 まさかの大躍進だ。2014年を最後にプレーオフから遠ざかっていたチームは、24年シーズンの前半戦こそ負け越したものの、8月以降に快進撃。最終盤に6連勝して残り2試合の時点で10年ぶりのポストシーズン進出を決めた。

 プレーオフでもワイルドカード・シリーズでヒューストン・アストロズに連勝。勢いにのったタイガースはガーディアンズとの地区シリーズでも初戦を落としながらも、その後に2連勝し、あと1勝すればリーグ優勝決定シリーズに駒を進めるところまでやってきた。

 上り調子のタイガースには米メディアも注目。米誌『Sports Illustrated』は、「タイガースの魔法のシーズンは続く。ガーディアンズとの地区シリーズ初戦で0対7と大敗したが、それから2連勝した」と大々的に報じた。

「このありえないような躍進は、今シーズンのトレード期限を前に組織が行なった若手のムーブメントに後押しされたもの。プレーできるチャンスを得た若手たちが、生き生きと走り続けている」
 
 こう記した同誌は、続けて「タイガースのやっていることは、すべてが型破り」と記載。「基本的に先発投手はタリク・スクーバルひとりで、あとはブルペンデーだ。ラインアップに若手を散りばめ、相手投手との相性でベンチのほぼ全員を起用。このチームはまさにスペクタクルだ」と驚愕。スクーバルは今シーズン、いずれもリーグトップの18勝、防御率2.39、228奪三振の“投手三冠”をマークした。

 さらに同誌は、29歳の捕手ジェイク・ロジャースを注目選手に挙げた。「チームのキープレーヤーは、“最も注目されていない選手”だ。彼はチームの誰とも仲が良く、リーダーシップもある。必要な時にクラッチヒット(適時打)を放ち、イニングごとに代わる投手陣それぞれを好リードして、素晴らしいパフォーマスを引き出している」とロジャースの存在感を強調している。

 前田健太が所属するタイガースが、レギュラーシーズンに続いてプレーオフでも台風の目になっている。はたしてこの快進撃はどこまで続くのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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