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MLB

「選手たちを誇りに思う」ド軍PS史上最長の連続“0”記録を達成したリリーフ投手らをCY賞左腕カーショウが激賞「いくら言っても足りない」

THE DIGEST編集部

2024.10.13

地区シリーズ3試合で4回1/3、打者13人と対戦して4奪三振無安打、1勝2ホールドを記録したフィリップス(右)。(C)Getty Images

地区シリーズ3試合で4回1/3、打者13人と対戦して4奪三振無安打、1勝2ホールドを記録したフィリップス(右)。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地10月11日、本拠地サンディエゴ・パドレス戦に2-0で勝利し、3年ぶりのナ・リーグ地区シリーズ突破を果たした。1勝2敗と追い詰められてからの見事な逆転劇となった今回のシリーズ。その1番の立役者はMVPトリオでもスター投手でもなくプルペン陣かもしれない。

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 ドジャースは第1戦で辛くも勝利を収めたものの、先発の山本由伸が3回5失点、第2戦も先発ジャック・フラハティが5回1/3で4失点で2-10と大敗、そして第3戦は5イニングを投げた先発ウォーカー・ビューラーが2回6失点。後続の投手らは奮闘したものの打線の援護が一歩届かず5-6で敗北するなど、シリーズ前の大方の予想通り、先発陣が苦戦を強いられた。

 そこでデーブ・ロバーツ監督は第4戦をリリーフ投手主体で戦うブルペンデーにすると決断。采配の巧さもあり無失点で試合に勝利。崖っぷちからシリーズ逆王手をかけた。そして第5戦、復活した山本が5回無失点のピッチングでマウンドを降りると、エバン・フィリップス、アレックス・ベシア、マイケル・コペックがホールドし、ブレイク・トライネンがセーブ。負けられない2連戦でパドレスの強力打線を封じた。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、第3戦の3回から25イニング連続での無失点はポストシーズンで球団史上最長(以前は2016年リーグ優勝決定シリーズ第2~4試合の21イニングが最長)の記録だという。

 もちろん最終戦の山本の5回無失点の快投があってこそだが、残りの20イニングはリリーフ投手が稼いだものだ。MLB公式はXで「ドジャースのブルペンは第4戦と第5戦で重要なファクターだった」と投稿した。

 また、サイヤング賞3度のレジェンド左腕、クレイトン・カーショウはシリーズ突破が決まった第5戦後のシャンパンファイト時に「もちろん今夜はヨシから始まったが、我々のリリーフ陣の素晴らしさはいくら言っても足りない。前回の試合から今回の試合まで彼らが何をやってくれたか...本当に選手たちを誇りに思う」と称賛した。

 先発投手が苦しむ中、チームをシリーズ突破に導いたと言っても過言ではないドジャースブルペン陣。リーグ優勝決定シリーズ、さらにはワールドシリーズでもその雄姿が見られることに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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