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【ワールドシリーズ第2戦|採点&寸評:ドジャース】ワールドシリーズ初先発で快投を披露した山本が文句なしのMVP!ノーヒット&負傷の大谷には厳しい評価<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2024.10.27

6回にジャッジを抑えて雄たけびをあげる山本。ロサンゼルスのファンも総立ちになる快投ぶりだった。(C)Getty Images

 現地10月26日に行われたワールドシリーズ第2戦では、ドジャースが連勝。4対2で白星を飾ったドジャースの選手たちのパフォーマンスを採点していこう。10点満点で6を及第点とする。

▼野手
【1番・DH】 大谷翔平 5.0

 初回の第1打席は平凡なセンターフライ、3回の第2打席は外のスライダーに空振り三振、4回の第3打席はショートゴロ。7回に四球で出塁したが二盗に失敗し、その際に左肩を痛めて試合を退いた。

【2番・RF】 ムーキー・ベッツ 6.0

 初回に外角のチェンジアップを上手くライトに運んでシリーズ初安打。2打席目にもレフト前ヒットを放って大量点のきっかけを作るなど大谷に代わって切り込み隊長の役割を果たした。

【3番・LF】 テオスカー・ヘルナンデス  6.5

 3回にカルロス・ロドンの外角高め4シームが高めを右中間へ豪快な2ラン。第3打席でもヒットを放った。リーグ優勝決定シリーズでは不調だったが、ここに来て調子を取り戻しつつある。

【4番・1B】 フレディ・フリーマン 6.5

 3回、T・ヘルナンデスに続いて連続ホームラン。フルカウントから高めの97マイル4シームを強烈に引っ張ってライトスタンドへ運んだ。ワールドシリーズではブレーブス時代の2021年から数えて4試合連続ホームランとなり、これは歴代2位の記録となる。
 
【5番・CF】 トミー・エドマン 6.5
 
 前日は9番だったが、この日は対左先発ということで5番に昇格し、第1打席に先制ソロアーチと一発回答。3回には左中間へ二塁打を放ち、さらに盗塁も決めるなど好調が続いている。第1戦は遊撃、第2戦はセンターと重要なポジションを守って貢献しているのも素晴らしい。

【6番・2B】 エンリケ・ヘルナンデス 5.5

 打球は3本ともライナーといい当たりだったが、ことごとく野手の正面を突く不運。3試合ぶりのノーヒットに終わり、"プレーオフ男"らしさは発揮できなかった。

【7番・3B】 マックス・マンシー 5.0

 いずれもやや苦手としている左腕との対戦で3打数ノーヒット2三振。それでも、3打席で計15球を投げさせるなど、持ち味の選球眼は見せた。

【8番・C】 ウィル・スミス 6.0

 ワールドシリーズ初登板の山本のリードに全力を傾け、見事1安打ピッチングを引き出した。打っては4回にセンター越えのツーベースも放った。

【9番・SS】 ミゲル・ロハス 5.5

 メジャー11年目にしてワールドシリーズ初出場も、3打数無安打。打球も2度しか飛んでこなかったが、4回にはマーリンズ時代に確執があったジャズ・チゾムJr.が放ったショートゴロをアウトにした。