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【ワールドシリーズ第5戦|採点&寸評:ドジャース】ベッツ、テオスカー、トライネン、ビューラー..数々のヒーローが躍動した試合でMVPに輝いたのは...<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2024.10.31

フルシーズンでは1988年以来の世界一を勝ち取ったドジャース。第5戦も多くのヒーローが生まれた。(C)Getty Images

 現地10月30日に行われたワールドシリーズ第5戦は、ドジャースが7対6で逆転勝ち。4勝1敗として、2020年以来のワールドチャンピオンに輝いた。見事栄冠をつかんだドジャースの選手たちのパフォーマンスを採点していこう(10点満点で6を及第点とする)。

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▼野手
【1番・DH】 大谷翔平 5.0

 ヤンキース先発ゲリット・コールの前に4打数0安打と沈黙。左肩の状態が万全でないのか、スウィングの後に顔をしかめるような場面も見られた。それでも8回の打席では打撃妨害で出塁し、チャンスを広げる結果に。


【2番・RF】 ムーキー・ベッツ 6.5 ★今日のMVP★

 球界屈指のオールラウンダーは今日も攻守に躍動した。守っては3回に痛烈なライダーを見事なスライディングキャッチ。5回、2死満塁からの当たりは平凡な一塁ゴロだったが、全力疾走で相手のミスを誘発。8回には1死満塁から決勝の犠牲フライを記録し、世界一を手繰り寄せた。


【3番・1B】 フレディ・フリーマン 6.0

 ワールドシリーズ7試合連続本塁打こそならなかったが、3回にセンターへ大飛球を放ち、5回は2死満塁から2点タイムリー。ヤンキース守備陣にミスが続出する中、この一打でドジャースは2点差に詰め寄った。


【4番・LF】 テオスカー・ヘルナンデス 6.0

 5回、フリーマンのタイムリーの直後、2死一、三塁の場面でカウント1-2から外角低めのスライダーを上手く捉え、センターの頭上を越える同点2点タイムリーツーベース。まさに値千金の一打だった。

【5番・3B】 マックス・マンシー 4.5

 5回に四球を選んだものの見逃し三振が2つ。9回はライトに痛烈なライナーを放つも野手の正面を衝き、今ワールドシリーズは16打数ノーヒットという結果に終わった。
【6番・CF】 エンリケ・ヘルナンデス 6.0

 5回にライトへチーム初安打。結果的に大量5点を挙げる同点劇の口火を切る形となった。同じく7回も先頭打者としてヒットを放ち、ホームイン。2安打2得点で勝利に貢献した。

【7番・SS】 トミー・エドマン 5.5

 8回、無死一塁からチェンジアップを得意とするトミー・ケインリーに対して右打席に立ち、バットを折りながらもショートへ内野安打。チャンスを広げ、ベッツの犠牲フライで決勝のホームを踏んだ。

【8番・C】 ウィル・スミス 5.5

 ヒットこそ出なかったものの、5回と8回はいずれも無死一、二塁で打席に立ち、相手のエラーと四球を選んでチャンスを広げた。守っては2回途中以降、7人の救援投手とバッテリーを組んで相手の得点を2点に封じた。

【9番・2B】 ギャビン・ラックス 6.0

 1点を追う8回、無死満塁の場面でヤンキースの守護神ルーク・ウィーバーと対戦。落ち着いてしっかりボールを見極め、フルカウントから同点の犠牲フライをセンターに放ったのは見事だった。