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「最も表現力豊かな投手」「ベストニックネーム」賞をダブルで獲得! 米投球分析家が“珍アワード”で2024年の今永昇太に再注目

THE DIGEST編集部

2024.11.09

ピッチングはもちろん、人柄にも注目が集まった今永。(C)Getty Images

 日本のルーキー左腕が"珍アワード"で二冠だ。

 現地11月8日、"ピッチング・ニンジャ"の愛称で知られる米投球分析家のロブ・フリードマン氏は、公式インスタグラムを更新し、「2024年のピッチングニンジャアワード:最も表現力が豊かな投手」「ベストニックネーム」と銘打った独自表彰の受賞者を発表。その両方でシカゴ・カブスの今永昇太が選ばれている。

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 同氏は、1分15秒の動画を掲載。そこには、今永が味方の好プレーに驚いたようなリアクションを見せたり、打者の飛球が本塁打にならず安堵したり、ピンチ脱出で雄叫びとともに力強くガッツポーズしたりと、マウンド上でのさまざまな様子が収められている。また、1年目のハイパフォーマンスにも驚きを隠せないようで、次のように快進撃を振り返った。

「最も表現力が豊かな投手。勝者:ショウタ・イマナガ。24年にデビューを果たし、輝かしいルーキーシーズンを送った。15勝3敗、防御率2.91。圧倒的なものがあるわけではないが、コマンド能力が彼をエリートにしている。奪三振と与四球の比率(6.21)でナ・リーグをリードし、1年目からオールスターに出場した」

 さらに「ベストニックネーム」は、「勝者:MIKE IMANAGA II(マイク・イマナガ2世)」だ。6月、ロッカーのネームプレートがこの仮名に変更され、地元放送局『Marquee Sports Network』のアンディ・マルティネス記者によれば、本人は、「コーヒーの注文時に簡単だから」と説明。「II」に関しては、「響きがかっこいいから」と答えていたという。

 投球内容だけでなく、その人柄やユーモアセンスにも注目が集まっている今永。来季以降も彼の活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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