侍ジャパン

韓国代表監督が「羨ましい」「三振を奪える球を持っていた」と侍J投手を絶賛。一方で「日本最高の投手を序盤に攻略できた」と打撃陣を評価【プレミア12】

THE DIGEST編集部

2024.11.16

試合を振り返ったジョンイル監督。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 侍ジャパンは11月15日、台湾の台北ドームで行なわれた「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」グループB、韓国代表との試合に6‐3で勝利した。試合後には韓国代表のリュ・ジョンイル監督が試合を振り返った。
 地元メディア『スポーツソウル』によると、ジョンイル監督は「序盤は流れを掴んだが、5回の山を乗り越えることができなかった。それが最も残念な部分だ」とリードを奪った直後に、牧秀悟から決勝点となるタイムリーヒットを浴びた場面を回顧。「結局、監督にとって最も難しいのは投手交代だと思う。イ・ヨンハを4番打者(森下翔太)との対戦で入れるか、6番打者(牧)のところで入れるか迷っていた」と語り、投入が遅れたことで2死一塁が2死満塁となってしまったことを悔やんだ。

 一方で今回の試合で得たものと課題を問われると「日本最高の投手のボールを序盤に攻略できたのは心強い。克服すべき課題は、先発投手をもっと育てなければならないということだ」と侍J先発の髙橋宏斗(中日ドラゴンズ)から2点を奪った打撃陣を評価しつつ投手陣のレベルアップが必要だと強調した。

 また、「日本のピッチャーは、中盤がとても良かった。8回に出場した投手は制球が良く、2ストライク後に三振を奪える球を持っていた。それが羨ましい」と称えた。その投手とは侍Jトップチーム初選出の藤平尚真(東北楽天ゴールデンイーグルス)。5番~7番打者を3連続空振り三振に仕留める完璧な仕事で韓国代表の反撃を許さなかった。

 今回の敗戦でスーパーラウンド進出が難しくなった韓国代表。残りの試合について指揮官は「明日の先発はイム・チャンギュだ。諦める状態ではない。試合はまだ分からない。ドミニカ戦、オーストラリア戦を必ず取れるように最善を尽くす」と前を向いた。

構成●THE DIGEST編集部

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