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本格左腕のドジャース加入は「A++」と米メディアが高評価。注目すべき点は“契約期間と改善力、シーズン終盤の支配的活躍”

THE DIGEST編集部

2024.11.27

ドジャースへの加入が発表されたスネル。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースが現地11月26日、サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなっていた本格派左腕ブレイク・スネルを獲得したことを受けて、米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』はこの動きについての評価を下した。

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 同メディアはスネルの獲得を「この契約の構造、価値、影響を考えると、ワールドシリーズ王者にとってA++の動き以外のものと分類するのは難しい」と高評価。年平均年俸は左腕としてMLB史上3番目の3640万ドル(約55億円)であるにもかかわらず、5年という比較的短期間の契約に抑えることでスネルが強力な戦力としていられる時期のみチームに留めることができ、長期的なリスクを減らすことができたという。

 一方で専門家から度々課題として挙げられる、30代の投手と契約することに内在するリスクについても、ドジャースが選手の可能性を最大限に引き出してきたという実績から深刻に考える必要はないとした。その他にも大きな手術やパフォーマンス低下につながる大怪我の経験が無く、四球率が2023年のキャリアワースト13.3%から10.5%に改善されているなど、技術を洗練させる資質も持ち合わせていると評価した。

 また、スネルは24年シーズン最後の14試合で80回1/3を投げ、防御率1.23、被打率.123、114奪三振というエリート級の成績を残した。シーズン終盤など緊張感が増す時期に一段階ギアを上げるという傾向はそれ以前にも見られ、これはポストシーズン進出が濃厚なドジャースにとっても有利に働くと予想。同メディアはまさに完璧なフィットだという結論を出した。

構成●THE DIGEST編集部

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