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トレードの噂にまさかの回答!? 鈴木誠也がトークショー、実技指導などでファンと笑顔で交流

宇根夏樹

2024.12.10

全国から集ったファンと交流を行なった鈴木。写真:花井智子

全国から集ったファンと交流を行なった鈴木。写真:花井智子

 12月8日、東京都内において「SEIYA'S BATTING REPORT REAL! 2024」が開催された。シカゴ・カブスの鈴木誠也選手が、昨年も行なったイベントだ。

【画像】シカゴ・カブスで奮闘する鈴木誠也を特集!
 広島から来た女性は、昨年も参加。「もう、会えるだけでうれしいです」と待ちきれない様子だった。新潟からの小学生は、「将来はプロに行って、それから、誠也さんみたいにメジャーへ行きたいです」と力強く言った。
 
 客席の後ろから、トレーナーの中田史弥氏と鈴木選手が登場。大きな拍手で迎えられ、トークショーが始まった。

 まず、鈴木選手は、今シーズンについて「悔しかったです。最終的には成績はまとまったように思いますけど、僕自身としては、後半にDHになったりとか、あんまりうまくいかなかったなというシーズンだったので、来年はしっかり頑張りたいという思いです」と振り返った。とはいえ、この2シーズンとも20本塁打以上と出塁率.350以上(規定打席以上)の選手は、両リーグで10人しかいない。

 また、この前日、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、「カブスは外野手のコディ・ベリンジャーあるいはセイヤ・スズキをトレードに出すつもりでいる」と報じた。

 司会者の「移籍されるのですか?」との問いに対し、鈴木選手は間髪を入れずに「はい」と答えた。もちろん、これはジョークだ。参加者からは笑いが起こった。

 古巣のカープについては「全部の試合ではないですけど、ダイジェストなどで観ています」と語り、カブスで一番凄いと思う選手には、ベリンジャーを挙げた。「打てなかった時はすぐにケージに行ったり、理論もしっかりしていて守備もうまい」という。

 鈴木選手が注目してほしいカブスの選手は、センターのPCA(ピー・シー・エー)だ。「バッティングは粗削りなところがあるんですけど、身体能力が凄い」と語った。PCAは、ピート・クロウ-アームストロングのこと。スピードがあり、鈴木選手が「突進」と形容した守備は、一見の価値がある。

 次に、中田氏も加わったトークショーの第2部が始まる前には、鈴木選手がトスを打った。本人は「最悪のバッティングでしたね」と評したが、快音が鳴り響く。散らばった球を自らも拾い集める姿にも、そのキャラクターが垣間見えた。

 鈴木選手曰く、中田氏との二人三脚のトレーニングにより「柔軟性を維持することができ、(現在は)すごくいいオフを過ごすことができている」という。
 
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