ロサンゼルス・ドジャースは、2025年シーズンを6人のローテーションでスタートさせる計画を立てており、新たな先発投手の獲得を狙っていると考えられている。最有力候補となるのは佐々木朗希だが、他球団と契約した場合、ドジャースは別の選手を検討する必要がある。
そんななかフリーエージェント(FA)市場にはまだ選択肢があるが、ドジャースはトレード市場を選択するかもしれないと、米メディア『Newsweek』が伝えている。現地9日、セントルイス・カーディナルスがチームの総年俸を抑えるため、ソニー・グレイをトレードに出す可能性があると報じ、これにドジャースが若手有望株ふたりとのトレードで応じる予測を立てている。
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グレイは2024年シーズン、28試合に先発し、166回 1/3イニングを投げ、13勝9敗、防御率3.84、WHIP1.09、203奪三振を記録するなど安定した成績を残している。
トレード案の詳細は、カーディナルスからドジャースへソニー・グレイ(右投手)が移籍し、ドジャースからは有望な若手投手であるリバー・ライアン(右投手、プロスペクト第5位)とニック・フラッソ(右投手、プロスペクト第12位)がカーディナルスへ移籍する。
ライアンを放出するのはドジャースにとって痛手だが、メジャーリーグ昇格の機会が限られている現状では、カーディナルスでより早くメジャーリーグデビューできる可能性がある。フラッソは、しばらくはマイナーリーグで経験を積むことになるだろう。
グレイは、2025年と2026年の2年間は契約が保証されており、さらに2027年もチームが契約を延長できるオプションを持っている。3年間の平均年俸は年3000万ドル(約47億円)と高額だが、ドジャースはそうした高額契約を結べるチームのひとつだろう。
はたして、このトレードは実現するのか。今後の動向に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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