年が明け、新人選手たちが続々と選手寮へと入寮し、プロ野球選手として本格的にキャリアをスタートさせたが、昨年広島を戦力外となった内間拓馬(26)も、5年前はそのうちのひとりだった。
150キロを超える力強いストレートを提げて、2020年に亜細亜大学からドラフト4位で楽天に入団。1年目から一軍登板を果たしたものの、その後は一軍に定着することができず、現役ドラフトで2023年オフに広島へ移籍し、去年在籍わずか1年で戦力外通告を言い渡された。
新たな活躍の場を求めていた内間は去年11月、12球団合同トライアウトを終えると故郷の沖縄へ飛んだ。温暖な沖縄の気候を利用して約1ヶ月間の実戦を行なう日本初のウィンターリーグ「ジャパンウィンターリーグ」(JWL)に参加するためだった。
「沖縄に行くことはトライアウトの前から決めていたことでした。普段なら試合をすることのないこの時期に、実戦ができるのは大きいと思いますし、地元の沖縄で、しかもカープのキャンプ地コザしんきんスタジアムで開催されるということで、これ以上整った舞台はないと思い、参加することを決めました。僕自身にとっては、ここから再スタートとなる1ヶ月なので、自分にできることをしっかりやっていきたいと思います。一番はワクワクする気持ちが強いです」
今回で3年目を迎えたジャパンウィンターリーグには、国内外の13か国から約140名が参加。西武、楽天、DeNAの3球団がNPB球団として初めて選手を派遣し、リーグ全体のレベルも上がる中で、野球経験も国籍も言語も違う選手たちが6チームに分かれて、1ヶ月間のリーグ戦を戦っていく。
故郷・沖縄の地から次の舞台を目指した内間、その1ヶ月はどんなものだったのか。
JWLデビュー戦は11月24日に行なわれたオープニングゲーム、開幕投手として先発のマウンドに上った。相手は中国ナショナルチームの選抜メンバーで構成された「Team Rising Staer of China」。育成1年目のDeNA近藤大雅(19)と初バッテリーを組み、相手の情報がない中での試合だったが5回無失点と好投を見せた。勝因として挙げたのは試合中に行なったカーブの修正だった。
「僕の調子のバロメーターはカーブの精度なんですが、それが今年一番というくらい悪かったんです。そのカーブがないとまっすぐが生きてこないというのがあったので、捕手の近藤くんには『ボールになるかもしれないし、球数も増えてしまうと思うけど、カーブのサインは出し続けてくれ』とお願いして、(近藤も)根気強くカーブのサインを出し続けてくれました。協力して無失点に抑えられたので、近藤くんには感謝を伝えたいと思います」
バッテリーを組んだ近藤は、去年プロ入りしたばかりの高卒ルーキーで故障もあって公式戦でマスクをかぶったのは5試合と経験が少ない。若い捕手と丁寧にコミュニケーションをとりながら、好結果につなげていった。
対戦相手も初めてならば、チームメートも初顔合わせ。そんな環境での初登板を終えた後、こんな感想を語っていた。
「元々、ウィンターリーグには興味がありましたが、来てみたらすごく楽しいので、新鮮味もあるので初心に戻れる感じがあります。楽しみながらいい1ヶ月にしたいですね」
150キロを超える力強いストレートを提げて、2020年に亜細亜大学からドラフト4位で楽天に入団。1年目から一軍登板を果たしたものの、その後は一軍に定着することができず、現役ドラフトで2023年オフに広島へ移籍し、去年在籍わずか1年で戦力外通告を言い渡された。
新たな活躍の場を求めていた内間は去年11月、12球団合同トライアウトを終えると故郷の沖縄へ飛んだ。温暖な沖縄の気候を利用して約1ヶ月間の実戦を行なう日本初のウィンターリーグ「ジャパンウィンターリーグ」(JWL)に参加するためだった。
「沖縄に行くことはトライアウトの前から決めていたことでした。普段なら試合をすることのないこの時期に、実戦ができるのは大きいと思いますし、地元の沖縄で、しかもカープのキャンプ地コザしんきんスタジアムで開催されるということで、これ以上整った舞台はないと思い、参加することを決めました。僕自身にとっては、ここから再スタートとなる1ヶ月なので、自分にできることをしっかりやっていきたいと思います。一番はワクワクする気持ちが強いです」
今回で3年目を迎えたジャパンウィンターリーグには、国内外の13か国から約140名が参加。西武、楽天、DeNAの3球団がNPB球団として初めて選手を派遣し、リーグ全体のレベルも上がる中で、野球経験も国籍も言語も違う選手たちが6チームに分かれて、1ヶ月間のリーグ戦を戦っていく。
故郷・沖縄の地から次の舞台を目指した内間、その1ヶ月はどんなものだったのか。
JWLデビュー戦は11月24日に行なわれたオープニングゲーム、開幕投手として先発のマウンドに上った。相手は中国ナショナルチームの選抜メンバーで構成された「Team Rising Staer of China」。育成1年目のDeNA近藤大雅(19)と初バッテリーを組み、相手の情報がない中での試合だったが5回無失点と好投を見せた。勝因として挙げたのは試合中に行なったカーブの修正だった。
「僕の調子のバロメーターはカーブの精度なんですが、それが今年一番というくらい悪かったんです。そのカーブがないとまっすぐが生きてこないというのがあったので、捕手の近藤くんには『ボールになるかもしれないし、球数も増えてしまうと思うけど、カーブのサインは出し続けてくれ』とお願いして、(近藤も)根気強くカーブのサインを出し続けてくれました。協力して無失点に抑えられたので、近藤くんには感謝を伝えたいと思います」
バッテリーを組んだ近藤は、去年プロ入りしたばかりの高卒ルーキーで故障もあって公式戦でマスクをかぶったのは5試合と経験が少ない。若い捕手と丁寧にコミュニケーションをとりながら、好結果につなげていった。
対戦相手も初めてならば、チームメートも初顔合わせ。そんな環境での初登板を終えた後、こんな感想を語っていた。
「元々、ウィンターリーグには興味がありましたが、来てみたらすごく楽しいので、新鮮味もあるので初心に戻れる感じがあります。楽しみながらいい1ヶ月にしたいですね」
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