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「佐々木朗希を獲得できたら、記念碑的な偉業だ」最終候補に残ったブルージェイズ、地元メディアは期待も…「決勝に進んだが、相手はとんでもない強敵」

THE DIGEST編集部

2025.01.15

佐々木の争奪戦に残った最終候補は、ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団だと報じられている。写真:鈴木颯太朗

佐々木の争奪戦に残った最終候補は、ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団だと報じられている。写真:鈴木颯太朗

 佐々木朗希の争奪戦に残っているのは、本命視され続けてきたドジャースとパドレスの西海岸勢と、東海岸のブルージェイズの3球団といわれている。とりわけブルージェイズの存在は、地元メディアにとっても青天の霹靂だったようだ。

「ほんの1週間前まで、トロント・ブルージェイズが佐々木を獲得するのは無理だと思われていた。しかし、突如として最終候補に浮上した。佐々木は2度目の面談のためにトロントを訪れた。サンディエゴも訪問し、ロサンゼルスとも2度目の面談を行なう」

 このように伝えたブルージェイズ専門メディア『Jays Journal』は、佐々木の獲得にわずかな希望を見出している。

「このオフに何度も説明されているが、25歳未満の佐々木は3億2500万ドル(当時約463億円)の契約を結んだ山本由伸とは異なり、マイナー契約しか結べない。つまり、ブルージェイズが何度も敗れているマネーゲームではなく、都市環境やチーム状況、球団のインフラなどを売り込むのが全てとなる。最終候補に残っているということは、少なくとも今のところはアピールがうまくいっているようだ」

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 ただ、ブルージェイズが競合するのは数年前から本命と言われてきたドジャースであり、最有力説も出ているパドレスだ。

「理解しなければいけないのは、決勝に進んだからといって安心してはいけない。相手はとんでもない強敵だ。ドジャースはワールドシリーズを制したばかりで、大谷翔平や山本が在籍している。パドレスも球界トップクラスのチームであり、24年のプレーオフ地区シリーズでは土壇場までドジャースを追い詰めた。史上最高の日本人投手ダルビッシュ有がいることはプラスだろう。このような“強打者”たちをブルージェイズが負かすことができれば、記念碑的な偉業となる」

 佐々木争奪戦のサプライズチームとして、ブルージェイズがにわかに脚光を浴びている。はたして契約を勝ち取るのはドジャースか、パドレスか、ブルージェイズか。現地1月15日から交渉期限の23日の期間に、佐々木は最終決断を下す。

構成●THE DIGEST編集部

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