ライバル球団の地元メディアは落胆の色を隠せない。

　１月18日、今オフにロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を決断した佐々木朗希は、公式インスタグラムを更新。大谷翔平や山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースとのマイナー契約締結を公表し、「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」と意気込んだ。

　一方、最後まで争奪戦に残っていると報じられ、ドジャースの対抗馬と目されながら獲得を逃したのが、同じナ・リーグ西地区に在籍するサンディエゴ・パドレスだ。これで、ダルビッシュ有や松井裕樹と共闘する可能性も消滅。今回の発表を受け、若きスターの獲得を期待していた地元メディアの間には、悲しみの声が広がっている。
【画像】メジャー挑戦へ、“令和の怪物”、佐々木朗希を特集！ 　地元紙『The San Diego Union-Tribune』は、「ドジャース移籍のロウキ・ササキなしでパドレスが前進しなければならない」と見出しを打ち、「金曜日、期待外れのオフシーズンが失望に沈んだ」と報道。「最も身近で厄介なライバルがまた別のスター選手を獲得し、前に進んでいくという現実に直面している」と悲観的に状況を伝えた。

　また、地元放送局『NBC 7 San Diego』は、「パドレスが獲得競争から脱落し、天才投手がドジャースを選択」と題した記事を配信。「これは壊滅的な打撃であり、おそらくLAが今後５年間でワールドシリーズ優勝候補の地位を確固たるものにしそうだ」「一流の才能を失ったのは、本当に気が滅入る」とショックを隠せないようだ。

　大方の予想通り、ドジャースが移籍先に決まった佐々木。はたして米球界では、どんな投球が見られるだろうか。その活躍ぶりに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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