現地１月17日にMLBロサンゼルス・ドジャースと650万ドル（約10億円）のマイナー契約を結ぶことを自身のインスタグラムで公表した佐々木朗希。そのチーム決定を球団首脳陣より先に大谷翔平（ドジャース）が知っていたと米メディアが報じた。

【画像】ドジャース加入が決定！“令和の怪物”佐々木朗希を特集 　米大手スポーツメディア『The Athletic』が現地１月18日に配信した記事によると、ドジャースは他チームと同様、会談に選手を同席させ、オーナーのひとりである映画プロデューサーのピーター・グーバー氏の自宅で行なわれた夕食会には、フレディ・フリーマンやムーキー・ベッツ、ウィル・スミス、トミー・エドマンら主力陣が参加したという。

　夕食会の中では各々がドジャースでの生活について語り、他の選手がフランチャイズの家族や選手育成スタッフへの扱い、そして佐々木とチームメイトになることをどれほど熱望しているかを語っているビデオを披露したという。

　また同メディアは、夕食会には大谷も参加していたとし、「ある関係者は、大谷が佐々木を獲得するために『バスを運転していた』と語った」とエピソードを紹介。佐々木獲得への大谷の“熱意”を強調した。

　そして、佐々木の代理人のジョエル・ウルフ氏は入団するチームについては佐々木のインスタグラムで初めて発表し、その後各球団に改めて結果を通知する計画を立てていたという。しかし、発表の数分前に大谷がドジャースの首脳陣へ「彼を獲得したよ」とメッセージを送ったため、同氏の計画は“失敗”に終わったという。

　佐々木がチームの決定を大谷に知らせていたことからも、ドジャースが“佐々木獲得”という大きな目的を達成するためにはやはり大谷の存在、そして尽力が大きかったのだろうということが推察される。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】似合っている？ 米メディアが公開した佐々木朗希の“ドジャースユニ姿”をチェック！ 大谷＆由伸との３ショットも

【記事】「もし事実なら、ササキは即座に球界最大の悪役になる」去就大詰めの佐々木朗希、米記者が懸念「反ドジャースの感情が爆発するだろう」