スター軍団の存在感は高まる一方だ。

　千葉ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた佐々木朗希は、現地１月17日、ロサンゼルス・ドジャースに入団すると自身のインスタグラムで公表。投稿の文面では、「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」と新たな決意を綴った。

　これを受け、米ラジオ局『SiriusXM』の公式専門チャンネル『MLB Network Radio』は、Xを更新。かつてニューヨーク・メッツでGMを務めたスティーブ・フィリップ氏が出演し、「金持ちがさらに金持ちに」「現在、この球団は戦力が充実している」などと興奮気味にリアクションした様子が収められている。

　大方の予想通り、ドジャースに移籍先が決まった佐々木は、大谷翔平、山本由伸、タイラー・グラスノー、ブレイク・スネルらと豪華ローテを組む見込みだ。打線も大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンなどと充実しており、番組内では、「これでワールドシリーズの王座を守る準備が万端だ」と高い評価が下された。

【動画】米国で佐々木が披露した豪速球！
  　連覇すれば1998～2000年に世界一となったニューヨーク・ヤンキース以来、25年ぶりの快挙となる。フィリップ氏は、「ライバル球団のサンディエゴ・パドレスを打ち負かした。トロント・ブルージェイズや他の27球団もだ」と、V2を狙うドジャースがオフシーズンの大勝負となった佐々木の争奪戦をまずは制したと語った。

　24年シーズンにドジャースは４年ぶり８度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。オフに佐々木の争奪戦を制したスター軍団は、今後もタイトルを手にして黄金時代を築けるのだろうか。来季も彼らの戦いぶりから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「佐々木が望んでいるのは...」面談時に各球団に課した"ミッション"が明らかに。「あんな質問をするほど自己主張が強い23歳はそう多くない」

【記事】佐々木朗希を「獲得したよ」と球団に"リーク"した大谷翔平。同席した会談で「バスを運転していた」と米メディアが熱意明かす

【記事】「メジャーの怪物になる！」佐々木朗希の実力に対戦経験がある"元助っ人"も太鼓判！「日本では一番手強かったよ」