1月21日(日本時間22日)、2025年のアメリカ殿堂入り投票結果が発表される。今回は、イチローが野手では史上初となる「得票率100%」で選出されるかどうかが注目を集めている。
殿堂投票者が事前公表した内容を集計しているウェブサイト『Baseball Hall of Fame Vote Tracker』では、1月16日時点で全体の約41%にあたる150人全員がイチローに投票している。ただ、投票者全員に公開する義務があるわけではない。また、一人でもイチローに投票していなければ、その時点で満票ではないと分かってしまうので、事前に公開するのは好ましいとは思えないのだが、少なくとも満票の可能性があることは確かだ。
これまで満票で殿堂に選ばれたのは史上最高のリリーフ投手だったマリアーノ・リベラただ一人。野手では20年のデレク・ジーターが1票足りなかったのが最も満票に近いケースだった。殿堂入り式典でジーターはこの点に触れ「(投票した)記者の皆さんには感謝しています。一人を除いてですが」とジョークにしたが、通算3465安打、5度の世界一に輝いたジーターですら満票にならないのだから、狭き門どころではない。
イチロー本人も憧れた1990年代最高の選手の一人ケン・グリフィーJr.は3票不足(16年)、2632試合連続出場の史上最長記録を持つカル・リプケンJr.も8票足りなかった(06年)。
とはいえ、近年はこれでも得票率が高くなっている方だ。古くは1966年のテッド・ウィリアムズが93.4%、79年のウィリー・メイズは94.7%、82年のハンク・アーロンですら97.8%、史上最多の通算1406盗塁を記録しているリッキー・ヘンダーソンも94.8%にとどまった。ジョー・ディマジオに至っては3度目の投票で55年にようやく殿堂入りしたほどで、その昔は誰であろうと1回目は絶対票を入れない、と決めていたへそ曲がりが何人もいたのだ。
だが前述の通り、近年は事前に投票内容を公開する者が増えている。不可解な票を投じれば炎上する恐れがあり、必然的に「まともな」投票をするようになったことも、得票率が上昇している理由の一つとなっている。
殿堂投票者が事前公表した内容を集計しているウェブサイト『Baseball Hall of Fame Vote Tracker』では、1月16日時点で全体の約41%にあたる150人全員がイチローに投票している。ただ、投票者全員に公開する義務があるわけではない。また、一人でもイチローに投票していなければ、その時点で満票ではないと分かってしまうので、事前に公開するのは好ましいとは思えないのだが、少なくとも満票の可能性があることは確かだ。
これまで満票で殿堂に選ばれたのは史上最高のリリーフ投手だったマリアーノ・リベラただ一人。野手では20年のデレク・ジーターが1票足りなかったのが最も満票に近いケースだった。殿堂入り式典でジーターはこの点に触れ「(投票した)記者の皆さんには感謝しています。一人を除いてですが」とジョークにしたが、通算3465安打、5度の世界一に輝いたジーターですら満票にならないのだから、狭き門どころではない。
イチロー本人も憧れた1990年代最高の選手の一人ケン・グリフィーJr.は3票不足(16年)、2632試合連続出場の史上最長記録を持つカル・リプケンJr.も8票足りなかった(06年)。
とはいえ、近年はこれでも得票率が高くなっている方だ。古くは1966年のテッド・ウィリアムズが93.4%、79年のウィリー・メイズは94.7%、82年のハンク・アーロンですら97.8%、史上最多の通算1406盗塁を記録しているリッキー・ヘンダーソンも94.8%にとどまった。ジョー・ディマジオに至っては3度目の投票で55年にようやく殿堂入りしたほどで、その昔は誰であろうと1回目は絶対票を入れない、と決めていたへそ曲がりが何人もいたのだ。
だが前述の通り、近年は事前に投票内容を公開する者が増えている。不可解な票を投じれば炎上する恐れがあり、必然的に「まともな」投票をするようになったことも、得票率が上昇している理由の一つとなっている。
関連記事
- 世界一ドジャースが〝5球団相当〟の年俸を払ってなおも補強を急いだ理由。編成総責任者が自論述べる「7月に動くのは最悪だ」「ゴールは...」
- シアトル伝説左腕が激白! 米殿堂入りが確実視されるイチローの“意外な姿”を元同僚が目撃「6球連続でボールを直撃させたんだ」
- 「やばすぎる!」ドジャースが南スーダン出身の右腕デングと契約!「素晴らしい瞬間だ」「腕めちゃくちゃ長い」
- 「今度はササキに心を打ち砕かれた」佐々木朗希の獲得失敗でブルージェイズ番が嘆き... 昨オフの大谷翔平を引き合いに「あまりにも残酷だ」
- 日米で波紋広げたイチロー“満票ならず”の殿堂入り。満票選出の行方が南米メディアで異例の特集「シアトルの伝説的外野手」