ワールドシリーズ制覇後も補強を続け、今季も優勝候補に名前が挙がっているロサンゼルス・ドジャース。今季独走態勢を築きそうな圧倒的な戦力と、それを可能にしている後払い契約などには他球団ファンから不満の声が挙がっている。しかしシカゴ・カブス首脳陣はドジャースフロントの手腕を評価しているようだ。
【画像】白シャツ姿、タキシードに、ニット姿まで!ユニホーム姿“じゃない”大谷翔平を厳選してお届け! 米大手紙『USA TODAY』は現地1月18日配信の記事内でカブス首脳陣のコメントを紹介。オーナーのトム・リケッツ氏はドジャースの補強について「明らかにビジネス上の良い決断を下し、良い選手を獲得するなど、本当に良い仕事をしてきた。それは大変なことだ」と高評価。さらに「私はドジャースを恨んだりはしない。30年前の(ニューヨーク・)ヤンキースなどと同じで、こういうことは起こるんだ」と続けた。
そして、ジェド・ホイヤー編成本部長も「ナショナルリーグには、明らかに財政的な観点から他のチームができないことを成し遂げることができる2チームがいる」とドジャースやニューヨーク・メッツが資金力を活用して大型補強に成功していることを示唆しつつ以下のように語った。
「ドジャースについて聞くと、人々はその年俸の大きさや後払い契約などに注目するが、ドラフトで好成績を残しており、海外選手の獲得も成功している。賢いトレードもできれば、縁の下の力持ちを見つけるのも上手く、人気のフリーエージェントと契約することもできる。全ての物事を動かしている素晴らしい組織だよ」
資金力が戦力補強に重要であることは間違いないが、それをミスなく遂行し実際に結果を出しているドジャースフロントの優秀さは同じ立場にいるからこそより深く理解できるのだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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